ヤドリバチ

百科事典マイペディアの解説

ヤドリバチ

膜翅(まくし)目ヒメバチ上科とコバチ上科に属する昆虫の総称。寄生バチとも。多くの科に分けられ,きわめて種類が多い。幼虫は普通他の昆虫の幼虫や蛹(さなぎ)の体内に寄生するが,卵に寄生するものもある。寄生方法には寄主の体内に単独で寄生するものと,同一寄主内に多数が同時に寄生するものとある。寄主の範囲はきわめて広く,寄生を受けない昆虫の種類はほとんどないとさえいわれる。寄主の体内にあるヤドリバチやヤドリバエの幼虫にすら他のヤドリバチが2重,3重に寄生する。老熟幼虫は寄主の体内でそのままあるいは繭を作って蛹化(ようか)するが,コマユバチ科のものは寄主の蛹化直前に皮膚を破って体外に出,繭を作って蛹化する。害虫の天敵として最も重視され,飼育増殖して放ち顕著な効果をあげている種類も少なくない。
→関連項目ハチ(蜂)

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヤドリバチ
やどりばち / 寄生蜂

膜翅(まくし)目の昆虫のうち、ほかの昆虫やクモなどに寄生するハチ類の総称。寄生バチともいう。[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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