ヤムチャ(読み)やむちゃ

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヤムチャ
やむちゃ / 飲茶

中国において、正餐(せいさん)の間にとる軽い食事。中国の古い時代の食生活は、1日に正餐は午前11時過ぎからと、午後7時30分以後の二度の吃飯(チーファン)であった。これだけでは食生活のうえから不十分なので、これに加えて二~三度の補食、すなわち吃点心(チーティエンシン)がされるようになった。中国料理の名著の一つ、袁枚(えんばい)の『随園食単(ずいえんしょくたん)』(1792)には「梁(りょう)の昭明太子は点心をもって小食となす」と記されており、中国南部の広東(カントン)地方において、お茶を飲みながらこのような軽食をとる習わしが広く行われた。これが飲茶(ヤムチャ)(広東語)である。近時、朝食、昼食時の手軽な点心類を主としたワゴンサービスによる食事がヤムチャとして知られるようになった。[野村万千代]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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