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ユンカー ユンカー Junker, August

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ユンカー
ユンカー
Junker, August

[生]1870.1.21.
[没]1944.1.5. 東京
日本で活躍したドイツバイオリニスト,指揮者。ケルン音楽学校を卒業後,J.ヨアヒムに師事,シカゴ交響楽団員を経て,1899年東京音楽学校教授として来日,1912年までバイオリンオーケストラを指導した。

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ユンカー
ユンカー
Junker

ドイツの若い貴族をさす高地ドイツ語 Junc-hêrreに由来する言葉で,近代に入ってからは,とりわけエルベ川東方の農場領主をさすにいたった。エルベ川東方では,15~16世紀に領主の直営地が拡大され,領主裁判権も強化されて,東方植民の当初には自由だった農民が農奴の地位に転落した。

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デジタル大辞泉の解説

ユンカー(〈ドイツ〉Junker)

ドイツ、東エルベ地方の地主貴族。大農場を経営するとともに、高級官僚・上級軍人を輩出、プロイセン支配階級を形成した。保守的、反自由主義的で、ドイツ軍国主義の基盤となった。ユンケル

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百科事典マイペディアの解説

ユンカー

本来は〈若い貴族〉の意。一般に,19世紀エルベ川以東の土地所有者であるプロイセンの貴族をさす。官僚や将校を輩出し,絶対王政の基盤となった。グーツヘルシャフトプロイセン改革によって変質したあと,これに続く19世紀東エルベの貴族の資本主義的な大農経営ユンカー経営と名付けることがある。
→関連項目貴族

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世界大百科事典 第2版の解説

ユンカー【Junker】

東部ドイツの地主貴族に対する呼称。この言葉は本来〈貴族の若い子弟〉を意味する中世高地ドイツ語junchërreに由来するが,19世紀前半から,東エルベ(エルベ川東部,すなわち東部ドイツ)の保守的貴族に対する軽蔑の意味をこめた呼び名として広く用いられた。 東エルベでは15~16世紀以来,農民の賦役労働を用いて輸出用穀物を栽培する大農場が栄え,これをグーツヘルシャフトといった。この農場所有者グーツヘルは封建領主として農民に対し警察権,裁判権などの政治的支配権をふるった。

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大辞林 第三版の解説

ユンカー【Junker】

ドイツ、エルベ川以東の地主貴族層。グーツヘルシャフトの領主貴族が一九世紀前半に農奴解放などを経て変容。半封建的農場経営を基盤に第二次大戦まで官僚と軍部の要職を占め、軍国主義・保守主義の中核をなした。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ユンカー
ゆんかー
Junkerドイツ語

プロイセンの伝統的支配階級であった騎士領所有貴族の俗称。エルベ川以東の東部ドイツに領地をもち、そこにグーツヘルシャフトを発展させるとともに、18世紀以降軍隊と官僚の上層部を独占的に支配して政治的支配階級ともなった。19世紀初頭のプロイセン改革以後、領地経営は資本主義的な大農場経営(いわゆる「ユンカー経営」)に転換し、またグーツヘルシャフトに由来する身分特権も廃止されていくが、その後も地方はもとより中央の政・官界や軍部に勢力をもち続けた。政治的には保守主義の地盤となった社会層である。第二次世界大戦後、旧東ドイツ土地改革によって、その存立の基盤は完全に失われた。
 なお、ユンカーの語源は、古高ドイツ語のjuncherroで、貴族の若衆を意味したが、のちには軍隊や宮廷の役職名にも用いられた。プロイセンでは、ユンカーは「田舎(いなか)貴族」として多く蔑称(べっしょう)に用いられたが、ビスマルクのように自らそれを誇称した者もいる。[坂井榮八郎]
『ハンス・ローゼンベルク著、大野英二・川本和良・大月誠訳『ドイツ社会史の諸問題』(1978・未来社)』

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世界大百科事典内のユンカーの言及

【ドイツ帝国】より

…しかし帝国宰相はたいていプロイセン首相を兼ね,帝国の行政もプロイセン行政に依存するところが多かった。さらに帝国とプロイセンを問わず,行政と軍隊の上層ではユンカー・貴族が勢力をふるいつづけた。このように強力で保守的な行政府に対し,立法府である帝国議会Reichstagは,普通選挙という民主的な基盤の上に立っていたが,その権限には種々制約が加えられ,また連邦参議院やプロイセン邦議会が並び立って,その役割の拡大を妨げていた。…

【ブランデンブルク】より

…ヨハンはさらに領土を広げる一方,国内ではフリードリヒ2世の貴族優遇政策を継承し,都市の地位をいっそう低下せしめた。
[ユンカーの台頭]
 こうして都市が経済的にも政治的にも没落する反面,ユンカーと呼ばれる地方貴族の勢力がめざましく台頭し,16世紀には所領の農民から土地を収奪して農奴制的な直営地経営(グーツヘルシャフト)を発展させた。ユンカーは辺境伯の財政難に乗じて,領主裁判権や免税権など大きな特権を獲得し,領邦議会でも領邦行政でも力をふるうようになった。…

【プロイセン】より

…ようやく〈大選帝侯〉フリードリヒ・ウィルヘルム(在位1640‐88)のとき,スウェーデン・ポーランド間の戦争(1655‐60)に乗じて,ブランデンブルクはポーランドからプロイセン公国における完全な主権を獲得し(1657),1660年のオリバOliva和約でこの主権はスウェーデン・ポーランド両国により承認された。 プロイセン公国でも,ブランデンブルクにおけると同様,16世紀以来ユンカー(地方貴族)の農奴制的な直営地経営(グーツヘルシャフト)が発展していた。しかし,ここではケーニヒスベルクをはじめとする自治都市の勢力も強く,ユンカーと並んで身分制国家の社会的基盤を形成する。…

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