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ユンガー ユンガーJünger, Ernst

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ユンガー
ユンガー
Jünger, Ernst

[生]1895.3.29. ハイデルベルク
[没]1998.2.17. バーデンウュルテンベルク,ウィルフリンゲン
ドイツの小説家,評論家。 F.ユンガーの兄。第1次世界大戦従軍の体験に基づいた日記文学『鋼鉄の嵐のなかで』 In Stahlgewittern (1920) ,『内的体験としての戦争』 Der Kampf als inneres Erlebnis (22) ,『火と血』 Feuer und Blut (25) ,『総動員』 Die totale Mobilmachung (31) ,『労働者』 Der Arbeiter (32) などで戦争と全体主義思想を賛美,ドイツ・ファシズムの開拓者とみられたが,ナチスを容認せず,1939年には神話的幻想的な形式の反ナチス小説『大理石の断崖の上で』 Auf den Marmorklippenを書く。

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ユンガー
ユンガー
Jünger, Friedrich Georg

[生]1898.9.1. ハノーバー
[没]1977.7.20. ユーベルンゲン
ドイツの詩人,小説家。 E.ユンガーの弟。第1次世界大戦から復員後,法律を学び,短期間弁護士生活を経て詩作に専念。 1920年代末に反戦グループに接近,ナチス文学を批判したために絶えず秘密警察に脅かされた。

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百科事典マイペディアの解説

ユンガー

ドイツの作家。名はエルンスト。第1次大戦従軍の体験から日記文学《鋼鉄の嵐のなかで》(1920年)などを書き,魔術的な表現力で知られる。ナチスに厚遇されたが転向,抵抗文学《大理石の断崖の上で》(1939年)を発表。

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世界大百科事典 第2版の解説

ユンガー【Ernst Jünger】

1895‐1998
現代ドイツの小説家,論説家。本質的に美的観照を夢想する唯美主義者であるにもかかわらず,俗物的市民社会への自己破壊的ラディカリズムから,現代ドイツ独特の保守革命イデオロギーを小説や論説に具現した代表的作家といえる。心情の英雄主義を唱えるその革命的ナショナリズムは,ファシズムと同じ基盤を持つが,《西洋の没落》のシュペングラー等と並んで,現代市民社会の両義的な状況を特徴づけるメルクマールとしての意味を持つ。

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世界大百科事典内のユンガーの言及

【ワイマール文化】より

…トーマス・マン,ヘルマン・ヘッセといった市民的ヒューマニズムの文学も,むしろカタストロフィーの意識を背景としたからこそアクチュアリティをもったといえよう。もっとも特徴的なのは,第1次大戦の前線世代を代表して,俗物的な市民の日常生活のアウトサイダーとしての心情を,耽美的な革命的ナショナリズムの文学に形象化したユンガーであり,様式上のアバンギャルド性が小市民的な夢想と分かちがたく結びついているG.ベンである。ケステンHermann Kesten(1900‐96)はワイマール時代の最終段階の人間像を形象化して,いわば英雄伝説をネガティブに逆転させた《いかさま師》(1932)を発表し,同一人物において才能といかさまが混合しているこうした傾向を象徴した。…

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