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ラドクリフ ラドクリフRadcliffe, Ann

4件 の用語解説(ラドクリフの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ラドクリフ
ラドクリフ
Radcliffe, Ann

[生]1764.7.9. ロンドン
[没]1823.2.7. ロンドン
イギリス女流作家ゴシック小説派の代表者の一人。 17世紀のフランスを背景にした『森のロマンス』 The Romance of the Forest (1791) ,アペニン山脈中の古城を舞台にした『ユードルフォーの怪奇』 The Mysteries of Udolpho (94) ,邪悪で怪力の破戒僧を描く『イタリア人』 The Italian (97) などがある。

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百科事典マイペディアの解説

ラドクリフ

英国の女性作家。代表作《ユードルフォの秘密》(1794年)のほか,《シシリーのロマンス》(1790年),《森のロマンス》(1791年),《イタリア人》(1797年)などゴシック・ロマンスで一世を風靡(ふうび)した。
→関連項目ブラウン

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世界大百科事典 第2版の解説

ラドクリフ【Ann Radcliffe】

1764‐1823
イギリスの小説家。ロンドンの商人の娘として生まれる。のちにジャーナリストになったウィリアムラドクリフと結婚。《ユードルフォの秘密》(1794),《イタリア人》(1797)などのゴシック・ロマンスを発表し,一時は〈ロマンスのシェークスピア〉と呼ばれるほど1790年代の小説界を風靡(ふうび)したが,J.オースティンの批判の的ともなった。私的生活については知られていない部分が多い。【榎本 太】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ラドクリフ
らどくりふ
Ann Radcliffe
(1764―1823)

イギリスの女流小説家。ゴシック小説の嚆矢(こうし)であるウォルポールの『オトラント城』出版の年にロンドンに生まれ、自身もゴシック小説の代表『ユードルフォの怪奇』(1794)、『イタリア人』(1797。邦訳名『イタリアの惨劇』)を書いた。フランス、イタリアの異郷的な畏怖(いふ)に満ちた風景と、繊細な感受性の描写に優れ、怪奇な筋立てで人気を博した。ウォルポールのような超自然好みはなく、怪奇も合理的に説き明かされるのが特徴。スコット、オースティンなどへの影響が大きかった。[佐野 晃]
『野畑多恵子訳『イタリアの惨劇』上下(1978・国書刊行会)』

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世界大百科事典内のラドクリフの言及

【推理小説】より


[歴史――外国]
 なぞ解きを扱った文学作品といえば,古くは旧約聖書にまでさかのぼることができるが,一般に推理小説の起源と考えられているのは,イギリスで18世紀後半に流行した〈ゴシック・ロマンス〉である。H.ウォルポールの《オトラント城奇譚》(1764)や,A.ラドクリフの《ユードルフォの秘密》(1794)などでは,超自然現象的な不思議な現象が,結末で論理的に解明され,人間の恐怖心理が分析され,今日の〈スリラー小説〉の先駆となっている。W.ゴドウィンの《ケーリブ・ウィリアムズ》(1794)は殺人事件を一個人が究明し犯人を自白に追いつめる物語である。…

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