コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ラマ ラマ Lama glama; llama

6件 の用語解説(ラマの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ラマ
ラマ
Lama glama; llama

偶蹄目ラクダ科。体長 2.2m,体高 1.2m,体重 140kg内外。頸が長く,ぴんと立った長い耳をもち,尾は短く上にあげている場合が多い。体色は黒,茶,白色などさまざまで,毛は密生している。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

ラマ(llama)

ラクダ科の哺乳類。体高約1メートルラクダに似るが、背中にこぶはない。南アメリカアンデス山中で古くから家畜化され、荷役に用い、毛は織物に利用。アメリカラクダ。リャマ

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

ラマ

リャマ,ヤマとも。偶蹄(ぐうてい)目ラクダ科。体長2.1〜2.4m,尾24cm,肩高1.2mほど。耳介はとがり,頸(くび)や肢は長い。毛は長く羊毛状で,色は赤褐色,黄褐色,白,黒,ぶちなど。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

ラマ【llama】

首が長くラクダに似るが,はるかに小型で背にこぶがない偶蹄目ラクダ科の哺乳類(イラスト)。リャマ,ヤマともいう。南アメリカ西部および南部の平地から標高5000mの地域の半砂漠地帯で家畜として飼われる。体長2m,尾長20cm,肩高1.2m,体重60~75kgほど。アンデスからパタゴニアにかけて野生するグアナコL.guanicoeを飼い慣らしたものといわれたが,現在ではまったくの別種と考えられている。体の大きさや後足のかかとの下方(中足部)の内外両側には楕円形の毛のない部分,すなわち“たこ”がある点などでグアナコに似る。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

ラマ【llama】

ラクダ科の一種。肩高1.2メートル 内外。頸くびは細長く、耳も長く、尾は短い。体は茶・黒・白など。草食性。南米アンデスの高地で荷物の運搬に使われている。肉は食用にされる。アメリカラクダ。羊駝。リャマ。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ラマ
らま
llama
[学]Lama glama

哺乳(ほにゅう)綱偶蹄(ぐうてい)目ラクダ科の動物。別名アメリカラクダ。また、リャマ、ヤマともいう。原種はすでに絶滅したと考えられ、現存しているのはすべて家畜種で、南アメリカのアンデスの高地に分布する。体長2.25メートル、体高1.2メートル、尾長15センチメートル、体重70~140キログラム。ラクダ科に属するが、背中のこぶはなく、コブナシラクダなどとよばれることもある。頸(くび)や四肢は長くて細く、体毛は羊毛状で長い。体色は変化に富み、白色、黒褐色、褐色あるいは斑(はん)などがみられる。耳介は大きく、尾は短く房毛は存在しない。足の底は幅が狭く2本の指に分かれ、先端にひづめ状のつめがある。性成熟は24か月で、とくに定まった繁殖期はなく、11か月ほどの妊娠期間を経て、1~2子を出産する。生まれた子は20分ほどで起立し、2時間ほどで哺乳する。新生子の体重は12~15キログラム。[中川志郎]

人間との関係

ペルー高地、フニン地方のテラルマチャイ洞穴から得られた考古学的資料によれば、ラマの家畜化の証拠は紀元前5200~前4000年ごろにさかのぼる。やがてラマは海岸地方も含め中央アンデス地域一帯で飼育され、16世紀にスペイン人が侵入するまで、土着文化において重要な役割を果たしてきた。主として採毛用に飼育された近縁種のアルパカと異なり、ラマは多目的に利用できる。小形なので人や重い荷を運ぶことはできないが、30~40キログラムの荷なら楽に運べるため、まず運搬手段として重要で、毛は目の粗い織物の原料に、また皮は履き物や紐(ひも)の材料に、糞(ふん)は燃料として利用された。乳は飲用にされることはなかったが、肉は積極的に利用され、とくに保存食として干し肉(チャルキ)をつくる技術が発達した。犠牲獣としての用途も重要で、インカ時代にはもっぱら宗教的目的で国家が飼育するラマが存在し、神々への供え物として、と畜され、聖なる火に投じられた。また肺や心臓などの内臓を取り出して占いが行われることもあった。
 現在アンデスの北部および海岸地帯では、ヨーロッパ伝来の家畜がほぼ完全にラマにとってかわったが、南部山地のインディオ村落ではラマは依然として重要で、とくに海抜4000メートルを超える高原部には「リャメーロ」とよばれる牧民が住み、伝統的なラマ、アルパカの飼育を続けている。彼らはキャラバンを組んで農村へ下り、農作物と交換にチャルキや岩塩を届けたり、畑の収穫物をラマの背に乗せ、その運搬を請け負っている。[松本亮三]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ラマの関連キーワードグリソン小人河馬鶴擬駱駝虫はるかに蝶はクルペオケナガイタチマーブルキャットユキヒョウ(雪豹)ラクダムシ(駱駝虫)

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

ラマの関連情報