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ラルボー ラルボー Larbaud, Valery Nicolas

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ラルボー
ラルボー
Larbaud, Valery Nicolas

[生]1881.8.29. ビシー
[没]1957.2.2. ビシー
フランスの作家。鉱泉経営者の家に生れ,恵まれた幼少年時代をおくった。パリで学びヨーロッパ各地を旅行,1908年『富裕な好事家の詩篇』 Poèmes par un riche amateurを発表。

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デジタル大辞泉の解説

ラルボー(Valery Larbaud)

[1881~1957]フランスの詩人・小説家。精細な心理描写を特色とし、コント・詩・日記の3部からなる「A=O=バルナブース全集」などにより、文学的コスモポリタニズムの先駆者となった。ほかに小説「フェルミナ=マルケス」など。

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百科事典マイペディアの解説

ラルボー

フランスの作家。富裕な家に生まれ,ヨーロッパ各地を旅行。数ヵ国語に通じたコスモポリタン。《NRF(エヌエルエフ)》誌の協力者。架空の若い富豪の詩と日記からなる《バルナブース全集》(1908年―1913年)が代表作。

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世界大百科事典 第2版の解説

ラルボー【Valéry Larbaud】

1881‐1957
フランスの作家。ビシーの裕福な鉱泉経営者の息子で,少年時代からヨーロッパ各地を旅行し,《ある富める好事家の詩》(1908)を自費出版して,A.ジッドに認められた。それに日記を加えた《バルナブース全集》(1913)は,自由を求める青年A.O.バルナブースのぜいたくな旅行という形で,異国の風物との新鮮な接触を記録し,コスモポリタン文学の先駆となった。《フェルミナ・マルケス》(1911)では,外国人子弟の多い中学での青春群像を繊細な筆で描き,幼い少年少女の心理の陰影をとらえた《子どもごころ》(1918)も捨てがたい。

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大辞林 第三版の解説

ラルボー【Valery Larbaud】

1881~1957) フランスの小説家。少年期より欧州各地を旅行、文学的コスモポリタニズムの先駆をなす。長編「 A = O =バルナブース全集」、中編「フェルミナ=マルケス」、短編集「子供ごころ」など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ラルボー
らるぼー
Valery Larbaud
(1881―1957)

フランスの作家。ビシーの富裕な鉱泉経営者の一人息子生まれる。病気保養も兼ねて幼少期からヨーロッパ各地を旅行、とりわけ17歳の夏から秋にかけてロシアトルコまで足を伸ばし、「コスモポリティスムcosmopolitisme文学の旗手」としての素地を培った。1896年、15歳で処女詩集『柱廊』を自費出版、20歳のときコールリッジの『老水夫の歌』を翻訳、1908年同じく自費出版した『富裕な好事家(こうずか)の詩』Pomes par un riche amateurを母胎に、13年の『A・O・バルナブース全集』によって文名を確立した。短編1、詩、日記からなるこの作品は、プルーストの『失われた時を求めて』(1913~27)やアポリネールの『アルコール』(1913)と並んで、20世紀フランス文学に新感覚の息吹と視野の拡大をもたらした。初期作品『フェルミナ・マルケス』Fermina Marquez(1911)、短編集『幼ごころ』Enfantines(1918)も捨てがたいが、『恋人よ、幸せな恋人よ』Amants, heureux amants(1921)に代表される3部作も、ジョイスの「内的独白」を取り入れた作品として重要である。2冊のエッセイ集『黄・青・白』(1927)、『ローマの旗の下に』(1938)は、ヨーロッパの古今に通じた文人ラルボー像を浮き彫りにしている。[岩崎 力]
『新庄嘉章訳『美わしきフェルミナ』(新潮文庫) ▽岩崎力訳『A・O・バルナブース全集』(1973・河出書房新社) ▽岩崎力訳『罰せられざる悪徳・読書』(1998・みすず書房)』

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