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ランタナ Lantana camara; lantana

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ランタナ
Lantana camara; lantana

クマツヅラ科の小低木で,熱帯アメリカとアフリカの原産。本来は属の名で,約 150種の総称であるが,普通はそのうちの1種 L. camaraを単にランタナと呼ぶ。日本では鉢植にして温室に栽培されることが多い。南西諸島や小笠原諸島などの暖地では戸外で生垣などに栽培し,またしばしば逸出して野生化している。茎は四角であらい毛があり,また小さいとげがまばらに生えている。葉は対生し長さ 6cm内外の卵形で先はとがり,縁に鋸歯がある。夏から秋にかけて,葉腋から長い花茎を出し,先に多数の小花が散形状に密生する。花冠は初め黄色または淡紅色で,のちに橙色または濃赤色に変る。このためおのおのの花序のなかで中心部が淡色で外周部が濃色になる。和名としてコウオウカ (紅黄花) とも,またシチヘンゲ (七変化) とも呼ばれるのはこの花色の変化に基づく。

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デジタル大辞泉の解説

ランタナ(〈ラテン〉Lantana)

クマツヅラ科の小低木。全体に毛があり、葉は卵形でやや厚く、対生する。夏から秋、筒状の小花を半球状につけ、初め黄または淡紅色から橙色・濃赤色に変化する。熱帯アメリカ原産で、日本には慶応年間(1865~1868)に渡来。七変化(しちへんげ)。

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百科事典マイペディアの解説

ランタナ

熱帯アメリカ原産のクマツヅラ科の小低木。茎は高さ1m内外,方形粗毛がはえ,まばらにとげがあり,卵形の葉を対生。花は葉腋から出た花柄の先に集散状に多数集まる。花冠は先が4〜5裂,基部は筒状。

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世界大百科事典 第2版の解説

ランタナ【red sage】

クマツヅラ科の常緑低木(イラスト)。枝は密に分枝し,黄橙,赤,緋紅色などの小さな花が花笠状に集まって咲く。和名のシチヘンゲ(七変化)は花の色が日がたつにつれて変わるのでつけられた。暖帯域では露地で,温帯では温室の鉢植えや夏の花壇に使われる。原産地は熱帯アメリカ。高さ1mくらいで茎には小さいとげがある。葉は対生し,卵形または卵状長楕円形で,先はとがり鈍鋸歯があり,やや厚い。花序は葉腋(ようえき)から出て,頭花状に多数の花が集まり,花笠状になる。

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大辞林 第三版の解説

ランタナ【Lantana】

クマツヅラ科の常緑低木。熱帯アメリカ原産。茎は高さ約2メートルで、とげがある。葉は卵形。夏から秋、腋生の頭状花序に小花を多数密生。花は初め黄色でのちに赤く変わるものが多い。観賞用。七変化しちへんげ

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ランタナ
らんたな
[学]Lantana

クマツヅラ科の常緑低木。熱帯・亜熱帯アメリカ原産。日本ではシチヘンゲ(七変化)L. camala L.が栽培される。葉は対生し、卵形で長さ2~9センチメートル、縁(へり)に鋸歯(きょし)がある。葉腋(ようえき)から径7~8ミリメートルの小花が集まって開き、花笠(はながさ)状を呈する。花穂の中心から開花し、花色は初め黄色または淡紅色であるが、しだいに橙(だいだい)色または濃赤色に変わる。シチヘンゲの名は、この花色の変化に由来する。
 日当りと水はけのよい所でよく育つ。耐暑性はあるが耐寒性はないので、冬季は室内で管理する。繁殖は挿木による。[金子勝巳]

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