バルト海沿岸,ラトビア共和国南西部の港湾都市で,同共和国第3の都市。人口8万6264(2005)。主都リガの西方223kmにある。当市を含むラトビア西部の地域は歴史的・民俗学的にクールランドKurland(ラトビア語ではクールゼメKurzeme)と呼ばれ,リエパーヤはこの地域の経済・文化の中心地であった。1263年にはバルト系クール人の住む港町として知られ,現在は重要な商工業都市で,魚肉缶詰,木材加工,金属冶金の工場やコンビナート,教育大学などがある。リエパーヤ湖とは運河(長さ2km)で結ばれる。近郊にはサナトリウムもある。リエパーヤとは〈菩提樹liepaの林〉を意味する。1917年までリバーバLibavaと呼ばれた。
執筆者:村田 郁夫
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