リップル(その他表記)ripple

翻訳|ripple

デジタル大辞泉 「リップル」の意味・読み・例文・類語

リップル(ripple)

さざ波
リップルクロス」の略。
(Ripple)仮想通貨XRPを用いた即時決済システム。独自のシステムを用いており、ビットコインに比べて決済が短時間で行える。従来通貨との取引も可能。

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共同通信ニュース用語解説 「リップル」の解説

リップル

米国のベンチャー企業「リップル」が発行する仮想通貨の通称で、正式名称は「XRP」。海外へ送金する際、円やドルなどをリップルに換金し、同社が開発した国際送金システムを利用すれば、通常の送金手続きに比べて関係する金融機関が少なく済むため、迅速な取引ができるほか、手数料も低額に抑えられるとされる。現状ではリップルで商品などを購入することはできず、主に投機を目的にインターネット上で売買されている。

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精選版 日本国語大辞典 「リップル」の意味・読み・例文・類語

リップル

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] ripple ) 主に綿・レーヨン地にさざ波型の凹凸を表わした平織物。夏向き布地の一つ。

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改訂新版 世界大百科事典 「リップル」の意味・わかりやすい解説

リップル
ripple

〈しぼ〉や〈しじら〉のある綿織物。リップルは一般にさざなみの意。苛性ソーダに触れると縮む木綿繊維の性質を利用し,苛性ソーダとのりと染料を混合して型捺染すると,染色と同時にしじらがあらわれる。たて縞状にすると,サッカーに似たしぼができる。柄によってクレープ捺染ともいう。軽くて洗濯がしやすく,アイロンの必要もないため,夏季の婦人服子ども服などに用いられる。
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知恵蔵mini 「リップル」の解説

リップル

米国のベンチャー企業リップル・ラボが運営する決済システム。XRPというネットワーク上の仮想通貨を使って取引を行うもの。円やドル、ユーロ、ビットコインなどをリップルのプラットフォーム上で、国際間における送金やトレードが可能。顧客から現金を受け取った取引所が、「IOU」と呼ばれるインターネット上の債権を発行。その保有分に応じて、顧客はリップルへ交換したり、現金で払い戻したりすることができる。外国為替送金を高速かつ安く行うための即時決済ネットワークとして機能するよう開発された。2017年4月には、三菱UFJ銀行が来年より国際送金にリップルネットワークを使用する予定であると発表するなど今後の運用が期待されている。一方で、同年10月18日には、「リップルトレードジャパン」がリップルの取引をめぐり、顧客から現金をだまし取ったとして全国で初めて摘発された。

(2017-10-19)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「リップル」の意味・わかりやすい解説

リップル
りっぷる
ripple

綿織物はカ性ソーダで収縮する性質があるので、防アルカリ剤を含む捺染糊(なっせんのり)で印捺した織物を、カ性ソーダ液中に通すことでできる、さざ波状表面凹凸のある綿またはレーヨン織物をいう。凹凸が大きいことから、肌との接触面積が少なく、しわになりにくいため、実用的な婦人子供の夏用衣服に使われる。

[並木 覚]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リップル」の意味・わかりやすい解説

リップル
ripple

木綿や化学繊維の布の表面にさざ波状の凹凸をつけた織物の一種。木綿の場合はカセイソーダ液で膨潤,収縮させる方法で,化学繊維の場合は加熱,収縮させる方法によってリップル状に加工する。立体感のある手ざわりがさらりとしており,ドレス,ブラウス,パジャマ,肌着,カーテン,ベッドカバーなどに利用される。

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百科事典マイペディア 「リップル」の意味・わかりやすい解説

リップル

布面に波状の縮れを表した綿織物。平織の布に粒状に糊(のり)をつけ苛性ソーダ液に浸して処理する。糊のつかない部分だけが縮むため波状になる。無地染,プリント染が多く,化繊,合繊もある。肌に密着せず,洗濯しやすく,アイロンも必要ないので夏の婦人・子ども服などにする。

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