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ルチン ルチンrutin

7件 の用語解説(ルチンの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ルチン
ルチン
rutin

化学式 C27H30O16 。天然に広く存在するフラボン配糖体の一つ。最初ミカン科の植物ヘンルーダの全草から見出されたが,のちにエンジュつぼみ,ソバの全草,タバコの葉,サンシキスミレの花,イチジクアオギリの葉からも単離された。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

ルチン(rutin)

フラボノイドの配糖体。淡黄色の粉末。ソバ・エンジュなど広く植物中に存在。毛細血管透過性を軽減する作用があり、血管補強薬として用いる。ビタミンP

出典|小学館
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百科事典マイペディアの解説

ルチン

化学式はC27H3(/0)O16。トマト,タバコ,ヘンルウダ,エンジュ,ソバなどに含まれるフラボノール配糖体。淡黄〜淡黄緑色の結晶性粉末で,ケルセチン,ラムノース,グルコースからなる。
→関連項目ソバ

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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栄養・生化学辞典の解説

ルチン

 ケルセチンルチノースからなる配糖体.フラボノイドに属する.植物の葉に広く分布する.

出典|朝倉書店
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漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典の解説

ルチン【rutin】

水溶性のビタミン様物質のひとつ。ビタミンPに含まれるフラボノイドの一種。柑橘類(特に薄皮)、そば、なす、アスパラガス、ほうれん草、くこ、マメ科のエンジュのつぼみなどに多く含まれる。ビタミンCを安定させ、さらにビタミンCの優れた抗酸化作用を支える役割をもつほか、毛細血管の血管壁を緻密(ちみつ)にして栄養・酸素が血管に出入りする機能を適度に調整、抗炎症作用、血流改善、心臓病・動脈硬化・高血圧・脳血管障害など生活習慣病の予防に効果が期待できる。◇「ビタミンP」とも呼ばれる

出典|講談社
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大辞林 第三版の解説

ルチン【rutin】

ソバ・エンジュの新鮮なつぼみなどに含まれる配糖体。淡黄色の結晶で無味。毛細血管の透過性を抑制しもろくなるのを防ぐ。出血性の病気の予防薬として用いる。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ルチン
るちん
rutin

ビタミンP(名称は透過性permeabilityに由来する)の一つで、特殊な生理作用をもつフラボノイド。ただし、日本ビタミン学会ではビタミンPをビタミン様物質と規定している。分子式C27H30O16、分子量610.521。香料食物として有名なミカン科の常緑多年草ヘンルーダRuta graveolensから最初に得られたが、のちにマメ科のエンジュSophora japonicaの花蕾(からい)(生薬名(しょうやくめい)、槐花(かいか))、タデ科の一年草ソバFagopyrum esculentumなどからも単離され、自然界に広く分布している。自然界には糖またはウロン酸が糖以外の成分とグリコシド結合した低分子化合物があり、植物界に多くみられる。天然ルチンはアルコールには溶解するが水に不溶であるため、水溶性の糖化したα(アルファ)-グリコシル-ルチンが食品添加物として利用される。このグリコシドは加水分解によって糖と、クエルセチン、L-ラムノース、D-グルコース各1分子を生じる。ラムノース(1-6)グルコースをルチノースrutinoseと称する。おもな生理活性は毛細血管収縮作用であり、古来より止血薬として用いられてきたが、その作用は強くなく一過性である。また、毛細血管の抵抗力を高め、透過性の亢進(こうしん)を抑制する作用を示す代表的化合物である。毛細血管が弱くてもろいためにおこる出血性の病気の治療や予防に血管補強剤や止血剤として用いられ、また高血圧や脳出血、心悸(しんき)亢進や狭心症などにも用いられることがある。アメリカのFDA(食品医薬品局Food and Drug Administration)では無効とされているが、日本では血管壁に存在するヒアルロン酸を溶かしてその透過性を高めるヒアルロニダーゼの反応を阻止するとして、臨床的に用いられることがある。通常1日150~200ミリグラムを3回に分服する。ヒトに対して常用量では毒性はない。[有馬暉勝・有馬太郎・竹内多美代]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内のルチンの言及

【血管強化薬】より

…これは毛細血管の抵抗性を増大させて止血作用をあらわす。ヘスペリジン(従来ビタミンPと呼ばれた)やルチンなどのフラボノイドも毛細血管強化作用を示し,紫斑病や網膜出血などの防止に使われる。作用の発現にはビタミンCの共存が必要ともいわれる。…

※「ルチン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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