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ルッサン André Roussin

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世界大百科事典 第2版の解説

ルッサン【André Roussin】

1911‐87
フランスの俳優,劇作家。マルセイユに生まれ,ルイ・デュクルーとともに劇団〈灰色の幕〉を創設,第2次世界大戦前から前衛的な演劇活動を行い,1943年,病気で療養するまで,約50編の芝居の主役を演じた。同時に劇作もはじめ,44年上演の《アム・ストラム・グラム》でパリ劇界に進出した。本格的成功は《掘立小屋》(1947)以来で,戦後のロングランブームを招来した最初の芝居である。以後70年代まで毎年のように新作を書き,約30編の喜劇を発表したが,そのほとんどは男女関係のもつれを扱ったブールバール劇である。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ルッサン
るっさん
Andr Roussin
(1911―1987)

フランスの劇作家。1月22日マルセイユに生まれる。第二次世界大戦前、ルイ・デュクルーLouis Ducreux(1911― )らと生地でアマチュア劇団を組織、主として俳優として活躍したが、やがてパリに出て劇作を志し、占領下『アム・ストラム・グラム』(1943)でデビュー。戦後は、まず『小さな小屋』La petite hutte(1947)の大当りを筆頭に、『ニーナ』(1950)、『ボボス』(1951)、『あかんぼ頌(しょう)』(1952)、『狂気の恋』(1955)など、とりわけ1950年代に続々とヒットを飛ばし、同郷のパニョルの後を継ぎ、アヌイと並んで、新しい知的な風俗喜劇の代表的な書き手となった。しかし、『終わらぬ恋』Un amour qui ne finit pas(1963)や『けっして分からない』(1969)など、60年代から以降の作品には、それまでになく渋みが加わり、暗い陰がさしている。87年11月3日パリで没したが、『人生は短すぎる』La vie est trs courte(1981)が最後の成功作で、尊敬するモリエールを下敷きにした『牝猫(めすねこ)は死んだ』(1987)が遺作になった。73年以来アカデミー会員。日本ではおもに、文学座とNLTが彼の作品を上演している。[渡辺 淳]
『鈴木力衛・安堂信也訳『あかんぼ頌』(『現代フランス戯曲選集 第一巻』所収・1960・白水社)』

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