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ルーダキー ルーダキー Rūdakī, Abū `Abdullāh Ja`far

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ルーダキー
ルーダキー
Rūdakī, Abū `Abdullāh Ja`far

[生]859頃.サマルカンド近郊ルーダク
[没]940
ペルシアの詩人。生地にちなんで号した。「詩人の師」と呼ばれ,初期ペルシア文学の最も偉大な詩人。ブハラサーマン朝に仕えた宮廷詩人で,後年失明した。頌詩,抒情詩にすぐれ,100万句に達する詩作をしたといわれる。

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世界大百科事典 第2版の解説

ルーダキー【Rūdakī】

?‐940
イランの詩人。860‐870年ころサマルカンドの東ルーダク村に生まれる。文人を擁護したサーマーン朝の宮廷詩人となる。同朝のナスル2世(在位914‐943)をして,やみ難い望郷の念をおこさせた詩句にまつわる逸話は名高い。〈詩人の王〉〈ペルシア詩人の父〉とたたえられたみやびな生活も,晩年は宮廷を追われて不遇となる。一説によれば誅罰により盲目となって死去。10万句という多作詩人だがわずかに1000句が現存する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ルーダキー
るーだきー
Ab ‘Abd Allh Ja‘far Rdak
(?―940)

ペルシアの詩人。サマルカンド近郊のルーダクに生まれ、生地にちなみルーダキーと号す。「詩人の父」「詩人の帝王」の異名で知られるように、初期ペルシア詩の最大の詩人。サーマーン朝ナスル2世に宮廷詩人として仕え、「ブハラ宮廷の華」とうたわれたが、晩年は不遇であった。頌詩(しょうし)、叙情詩、叙事詩、四行詩などあらゆる詩形で10万句以上作詩したと伝えられるが、大部分は散逸し、約1000句が現存するにすぎない。ペルシア古典詩の主流をなすホラサーン・スタイルの基礎を確立した。素朴、平明な文体を特色とし、インド説話を起源とする『カリーラとディムナ』の作詩者としても名高い。[黒柳恒男]

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世界大百科事典内のルーダキーの言及

【ペルシア文学】より

…しかし9世紀は揺籃期で,10世紀にブハラを都として中央アジアとイラン東部を支配したサーマーン朝が民族文化政策を採り,ササン朝滅亡以来絶えていた宮廷詩人制度を復活させ,ペルシア詩人の保護・奨励に努めた結果,〈ペルシア文芸復興〉が起こり,この時代にペルシア文学の基礎が確立された。〈ブハラ宮廷の華〉とうたわれたルーダキーは10世紀を代表する大詩人で,頌詩(カシーダqaṣīda),叙事詩(マスナビーmathnavī),抒情詩(ガザルghazal),四行詩(ルバーイーrubā‘ī)などペルシア詩の主要な詩形をすべて用いて作詩し,後世〈ペルシア詩の祖〉と仰がれた。この時代の大きな特色は宮廷詩人による頌詩と民族叙事詩の勃興で,ともに時代精神の反映であった。…

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