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レンギョウ

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百科事典マイペディアの解説

レンギョウ

中国原産のモクセイ科の落葉低木。各地の庭などに植えられる。高さ3m内外,枝は中空でよくのび,たれ下がる。葉は卵形の単葉であるが,3出複生するものもある。3〜4月,葉の出る前に,腋芽に径約2.5cmの花をつける。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

レンギョウ
れんぎょう / 連翹
[学]Forsythia suspensa Vahl

モクセイ科の落葉低木。中国原産。枝は長く伸び、先が地につくと発根する。葉は対生し、卵形で長さ4~8センチメートル、先はとがり、縁(へり)の上半部に鋸歯(きょし)がある。三小葉の複葉が混じるものが多い。3~4月、葉の展開に先だって、径約2.5センチメートルの黄色花を開く。花冠は深く四裂し、裂片は倒卵状楕円(だえん)形で内面は橙(だいだい)色を帯びる。雄しべは2本。果実は長卵形の(さくか)で先はとがり、10~11月、褐色に熟して二裂する。類似種のシナレンギョウF. viridissima Lindl.は中国中・南部原産。葉は長楕円形で両端はとがる。チョウセンレンギョウF. koreana Nakaiは朝鮮半島原産。葉は長卵形で先はとがり、花は濃黄色でやや大きい。いずれも花木として広く栽培される。日本に野生するヤマトレンギョウF. japonica Makinoは中国地方に分布し、花は径約2センチメートルと小さい。四国の小豆(しょうど)島には変種ショウドシマレンギョウがある。レンギョウの名は、トモエソウの中国名である連翹が誤って用いられ、レンギョウとなった。レンギョウ属はヨーロッパ、アジアに6種ある。[小林義雄]

栽培

陽樹で、とくに土質を選ばず成長が速く、刈込みに耐え、萌芽(ほうが)力がある。繁殖は挿木が容易で、株分け、実生(みしょう)もできる。[小林義雄]

薬用

漢方では果実を連翹(れんぎょう)といい、解熱、解毒、排膿(はいのう)、消炎剤として感冒や流感などの熱性病の初期のほか、腫(は)れ物、皮膚病、るいれきなどの治療に用いる。[長沢元夫]

文化史

花卉(かき)よりも薬用の歴史が古い。『神農本草経(しんのうほんぞうきょう)』には、るいれき、腫(は)れ、解熱、解毒などの薬として載る。日本で連翹の名は『出雲国風土記(いずものくにふどき)』(733)の意宇(おう)郡と秋鹿(あいか)郡の山野の草木の一つとして初見するが、現在のレンギョウかどうか疑わしい。『倭名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)』は以多知久佐(いたちくさ)や以太知波勢(いたちはぜ)をあてる。『延喜式(えんぎしき)』は雑薬に分類、伊賀、尾張(おわり)、下総(しもうさ)、丹波(たんば)、播磨(はりま)、阿波(あわ)、讃岐(さぬき)を産地にあげる。花は中国では宋(そう)の『洛陽花木(らくようかぼく)記』に記録されるが、日本では『立花大全(りっかだいぜん)』(1683)、『立華正道(りっかしょうどう)集』(1684)が花としての扱いが早い。[湯浅浩史]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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