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ロッツェ ロッツェ Lotze, Rudolf Hermann

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ロッツェ
ロッツェ
Lotze, Rudolf Hermann

[生]1817.5.21. バウツェン
[没]1881.7.1. ベルリン
ドイツの哲学者,医学者。ライプチヒ大学生理学精神物理学を E.H.ウェーバー,G.フェヒナーに学び,哲学,美学を C.ワイセに学んだ。 1838年同大学講師,42年同大学助教授,44年ゲッティンゲン,81年ベルリンの各大学教授。

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百科事典マイペディアの解説

ロッツェ

ドイツの哲学者。機械論的自然観を徹底する一方,かかる自然の機械的過程も神が最高善を実現するための手段とみる〈目的論的観念論〉を主張した。彼の価値および妥当に関する論説は,新カント学派西南ドイツ学派に影響を与えた。

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世界大百科事典 第2版の解説

ロッツェ【Rudolph Hermann Lotze】

1817‐81
ドイツの哲学者。自然科学の立場と観念論的世界観とを調和させた形而上学を立てようとして,自然の機械的な過程を神が善を実現するための手段とみ,また,存在するすべてのものを,唯一無限で人格的な善なる神の状態ないしは部分とみた。また,価値の本質を〈妥当する〉(それに従うように強制する力を持つ)点にみたことによって,新カント学派の先駆者となった。【関 雅美】

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大辞林 第三版の解説

ロッツェ【Rudolf Hermann Lotze】

1817~1881) ドイツの哲学者。医学的研究に基づき、自然の機械的因果連関を有神論的合目的性と結びつけた。その「妥当」の概念で新カント学派の価値哲学に先駆。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ロッツェ
ろっつぇ
Rudolph Hermann Lotze
(1817―1881)

ドイツの哲学者。5月21日ザクセンのバウツェンに生まれる。1834年よりライプツィヒ大学で生理学、物理学、哲学を学び、医学、哲学の学位を取得。1844年からゲッティンゲン大学の哲学教授、1881年にベルリン大学に移るが、同年7月1日死去。
 ドイツ観念論の系譜を引くロッツェの哲学は、いわゆる目的論的観念論で、思弁哲学と自然科学の調和を図ろうとしたところに特色がある。彼は、カントにおける「感性界」(物の世界)と「叡知(えいち)界」(物自体の世界)という二元的世界を、ライプニッツの影響において神的な合目的的世界へと一元化する。自然科学が究明する「感性界」(因果連関の世界)とは、ロッツェによれば、究極的な「価値」であるとともに神的な最高理念である「善」を目的とする世界(目的連関の世界)の機械論的な現れなのである。また彼は、「命題」の「妥当」を独自の「現実」と捉(とら)えることにおいて固有の「真理」の領野(意味連関の領野)を考えた。こうした思想は、新カント派の西南ドイツ学派に直接の影響を及ぼしたほか、G・フレーゲにも思索の基盤を与えた。主著に『形而上(けいじじょう)学』Metaphysik(1841)、『論理学』Logik(1843)、『小宇宙』Mikrokosmos(1856~1864)などがある。[高山 守]

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世界大百科事典内のロッツェの言及

【医学的心理学】より

…このためには,精神生理学的知識と並んで精神分析学,行動科学,条件反射学などの知識も重要となってくる。医学的心理学という言葉は,精神現象の理解のために生理学的知識を導入したR.H.ロッツェにはじまるが,その後医学的心理学は,精神の異常に対して身体因,心理因,環境因,性格因といったさまざまな方向からの解析が必要であるとし,多次元精神医学を提唱したE.クレッチマーによって確かなものとなった。クレッチマーは《医学的心理学Medizinische Psychologie》と題する有名な著書を著した(1922)。…

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