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ロビイング ロビイングlobbying

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ロビイング
ロビイング
lobbying

圧力団体 (→プレッシャー・グループ ) が政策決定に影響を与えようとする活動。おもにアメリカでの実態をさす。ロビイスト lobbyistはこの活動の直接のにない手。圧力団体の代表が議会のロビーで議員を説得したことに由来するこの活動は,今日法案審議過程だけでなく立法,行政,司法を含む政治過程全体に向けられ,その戦術も有力議員への個別の説得から関係者全員への組織的な働きかけ,選挙民を動員する草の根ロビイングまで法が許す手段のすべてにわたる。

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世界大百科事典 第2版の解説

ロビイング【lobbying】

各種団体,企業,個人などが,特殊利益や公共的利益などの擁護・増進を目的として議員や政府当局者に接触し,政治的決定形成に影響力を及ぼそうとする活動を指す。圧力団体によって試みられるものが典型的である。20世紀初頭までは,このような活動の主対象は立法府であり,〈ロビイング〉という語も,議会のロビーlobby(議員が院外者と面会する控室)で議員に対して行う〈圧力活動〉を意味する語としてアメリカで用いられはじめたのであるが,その後,行政府が,ロビイング活動の主要目標としての重要性を急速に高めてきた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ロビイング
ろびいんぐ
lobbying

圧力団体の利益のために、議会で立法の促進や阻止にあたり、かつ、それに役だつ影響力を行使する院外活動のこと。ロビー活動ともいう。もともとアメリカの議会用語であるが、最近その他の国でも用いられている。ロビーとはもともと議員が院外者と面会する控室のことで、運動員(ロビイスト)がおもにここを舞台として活動したことから、このことばが生まれた。ロビイストは、首府のワシントンや州や地方政府所在地に常駐し、議事手続議院規則、法案審議状況についてのその豊富な知識を駆使して、議員ならびに彼らの選挙区の有力者に硬軟両様の諸種の圧力手段を行使する。ワシントン駐在のロビイスト数は1944年に2万人といわれたが、その数は現在もそれを下回らないであろう。ロビイストの職業は弁護士が多く、前議員も有力な資格者である。彼らの活動は、しばしば政治的腐敗を生み出したため、1946年「連邦ロビイング統制法」が制定され、ロビイストは、その氏名、活動等を上下両院事務局に登録することを義務づけられた。彼らの活動方式としては、直接議会に働きかける直接ロビイングと、世論に働きかけ、動員することによって間接的に立法に影響を与える間接ロビイングがある。大企業などでは、企業内に政治活動プログラムを設置し、草の根運動の展開や協調戦線coalitionの結成が目ざされる。また最近の傾向としては、議会以外の行政府と裁判所、とくに行政府がロビイングの重要な対象となってきている。[田口富久治]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内のロビイングの言及

【圧力団体】より

…選挙過程における圧力団体の活動が,この対議会活動の有効性の助長をねらいとしていることはいうまでもない。ここでの圧力団体の活動は,議員に対する直接的接触を通じてその利益の擁護・増進をはかる〈ロビイング〉活動を軸としているが,アメリカでは,このロビイング活動に従事する〈ロビイスト〉が専門的職業として確立し,現在首都ワシントンで活動中のロビイストは,1万5000人を超えると推定されている。圧力団体活動の第3の側面は,対政府活動に見いだされるが,この活動は,20世紀における政治の積極化の進行とともに活発化し,ロビイングの重心は,立法ロビイングからしだいに行政ロビイングへと移ってきた。…

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