七高山(読み)シチコウザン

関連語 愛宕

精選版 日本国語大辞典 「七高山」の意味・読み・例文・類語

しち‐こうざん‥カウザン【七高山】

  1. 近江国滋賀県)の比叡山比良山美濃国(岐阜県)の伊吹山、山城国京都府)の愛宕山摂津国大阪府)の神峰山大和国奈良県)の金峰山葛城山総称。ただし、葛城山のかわりに高野山を加えるなど、異説がある。〔壒嚢鈔(1445‐46)〕

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事典・日本の観光資源 「七高山」の解説

七高山

この七山にある寺院に春と秋、勅命により国家鎮護の祈祷をおこなう高僧が派遣され、七高山阿闍梨と称された。葛城山のかわりに高野山を入れるなどの説がある。
[観光資源] 愛宕山 | 伊吹山 | 葛城山 | 神峰山 | 金峰山 | 高野山 | 比叡山 | 比良山

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世界大百科事典(旧版)内の七高山の言及

【伊吹山】より

…【水山 高幸】
[信仰]
 伊吹山は中央にも古くから知られており,伊吹山の山の神は《延喜式》にあるように,近江国坂田郡伊夫岐神と美濃国不破郡伊福岐神の2座に分かれており,877年(元慶1)にはそれぞれ従三位,従四位上に叙せられている。また毎年春秋に各49日の間天下の五穀豊穣を祈願して薬師悔過を修する七高山の一つともなり,沙門三修を開祖とする伊吹山護国寺が定額寺となっている。中世期には弥高,大平,観音,長尾の伊吹山四護国寺を中心として修験道の山として栄えた。…

※「七高山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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