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三大階級 さんだいかいきゅう

世界大百科事典 第2版の解説

さんだいかいきゅう【三大階級】

18世紀の重農主義者F.ケネーは,農業を中心とする当時の社会が生産階級(農民),地主・支配階級,不生産階級(商工業者)の3階級によって構成されるとみなし,それらの間の取引を分析することによって生産物および所得の社会的循環を解明する《経済表》を著した。全経済体系の活動を諸階級間の相互連関として包括的にとらえるというこの発想は,その後K.マルクスの再生産表式,L.ワルラス一般均衡理論,W.W.レオンチエフの産業連関分析(〈産業連関表〉の項参照)へと受けつがれていった。

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世界大百科事典内の三大階級の言及

【マルサス】より

…《経済学原理》(1820)はその最終的成果で,その後も《価値尺度論》(1823),《経済学における諸定義》(1827)を発表した。彼は,一般的には地主階級擁護の立場からリカードの新興産業資本家階級擁護の立場を批判したと評価されているが,リカードが労働価値説に立脚して,資本家・労働者・地主の三大階級間の生産物分配を問題にしたのと対照的に,同じく三大階級を前提としながら,有効需要の側面に重点をおく需要供給論を展開した。リカードやセーに反対して〈一般的供給過剰general glut〉の可能性を主張したことも対照的である。…

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