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上宮聖徳太子伝補闕記 じょうぐうしょうとくたいしでんほけつき

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百科事典マイペディアの解説

上宮聖徳太子伝補闕記【じょうぐうしょうとくたいしでんほけつき】

聖徳太子の伝記。平安時代初期に成立。著者不詳。《日本書紀》などの先行する太子伝に,膳臣(かしわでのおみ)(大化前代に天皇や朝廷の食饌について奉仕した)の家記を加えて編纂したものという。

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世界大百科事典 第2版の解説

じょうぐうしょうとくたいしでんほけつき【上宮聖徳太子伝補闕記】

聖徳太子の行実を,調使・膳臣の家記にもとづいて記したという伝記。平安時代初期の成立。1巻。神仙譚的な奇異な内容の説話が多く盛り込まれ,神秘的な太子観の形成に大きな影響を与えた。山背大兄王滅亡の事件や《三経義疏》の撰述などについて,他に見えない独自の所伝がある。《群書類従》《大日本仏教全書》《聖徳太子全集》所収。【飯田 瑞穂】

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世界大百科事典内の上宮聖徳太子伝補闕記の言及

【聖徳太子】より

…当時の太子伝承は《上宮聖徳法王帝説》に記され,太子が一時に8人の言をわきまえた聡敏な人であったこと,《維摩経》や《法華経》の疏を製作中,夢に金人が現れて解答を与えたことなどを記す。この説話は,《上宮皇太子菩薩伝》に夢堂の禅定,《上宮聖徳太子伝補闕記》に大殿の三昧定という形を経て,10世紀に成立した編年体の《聖徳太子伝暦》で夢殿にこもって金人より妙義を聴き,また夢殿入定中に唐へ渡り前生所持の法華経を持ち帰るという説話となる。このような説話の発展が示すように,太子は日本における仏教の伝来と流布を象徴する貴種であった。…

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