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上荷船 うわにぶね

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

上荷船
うわにぶね

貨物の出入りの多い港湾にあって,沖に停泊した商船の荷物を積卸しまたは積込みを専門に行う小荷船。瀬取船 (せとりぶね) ,茶船ともいい,小は 10石積みから大は 100石積み級まであったが,港湾の事情により船型,大きさとも相違する点が多い。近世では大坂上荷船 (20石積み) が有名で,江戸では瀬取茶船と呼んだ。なお,大坂では市中の川筋を往来して荷物を運搬する船も上荷船といい,さらに淀川で過書船とともに就航していた川船をも淀上荷船と呼んだが,これらは特別な例である。

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デジタル大辞泉の解説

うわに‐ぶね〔うはに‐〕【上荷船】

江戸時代、主に大坂で、本船波止場との間を往復して、荷物の積み卸しをした喫水の浅い船。京都・大坂間の川運漕にも用いられた。

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防府市歴史用語集の解説

上荷船

 江戸時代に港と船の間を往復して、荷物を積み下ろしするのに使っていた小船のことです。

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大辞林 第三版の解説

うわにぶね【上荷船】

江戸時代の瀬取り船の一。本船と波止場との間を往復して、荷物の積み下ろしに使われる二、三〇石積みの小型荷船。大坂では瀬取り用のほかに町なかの河川での運搬用に多く用いた。 → 茶船ちやぶね

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