自動車のエンジンなど,液冷式内燃機関の冷却水に配合し,その凍結を防止するために用いる液体。不凍液には,アルコールを主成分とするもの,エチレングリコールを主成分とするもの,などがある。完全密封型ラジエターには夏冬共用できるようにクーラントcoolantがあるが,その主成分はエチレングリコールである。水にこれらの溶剤が溶けると,氷点降下現象(〈凝固点降下〉の項参照)により水溶液の氷点が大きく低下するので,厳寒期でもエンジンの冷却水の循環に支障をきたすことがない。また不凍液には,アルコールまたはグリコールのほか,金属腐食防止剤,消泡剤,漏洩(ろうえい)防止剤などが少量添加されている。
執筆者:冨永 博夫
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エンジンなどの冷却水が寒期に凍結するのを防止するための液体.一般には,エチレングリコールやメタノールなどにさび止め剤を加え,水で希釈して凝固点の低いエンジン冷却液とする.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
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