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不凍液 ふとうえきantifreeze

翻訳|antifreeze

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

不凍液
ふとうえき
antifreeze

自動車のエンジン冷却水の凍結を防ぐために用いる液体。プロピレングリコールエチレングリコールジエチレングリコールメチルアルコールイソプロパノールなどの溶剤に,消泡剤,漏洩防止剤,金属防食剤を添加したもの。これらを混ぜた冷却水には,凝固点が-50℃に下がるものもある。

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百科事典マイペディアの解説

不凍液【ふとうえき】

自動車のエンジンなど,水冷機関の冷却水が凍結するのを防止するために,冷却水に添加する液体。氷点降下により水溶液の氷点が低下することを利用するもので,アルコールグリセリンエチレングリコールなどが用いられる。

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世界大百科事典 第2版の解説

ふとうえき【不凍液 antifreeze】

自動車のエンジンなど,液冷式内燃機関の冷却水に配合し,その凍結を防止するために用いる液体。不凍液には,アルコールを主成分とするもの,エチレングリコールを主成分とするもの,などがある。完全密封型ラジエターには夏冬共用できるようにクーラントcoolantがあるが,その主成分はエチレングリコールである。水にこれらの溶剤が溶けると,氷点降下現象(〈凝固点降下〉の項参照)により水溶液の氷点が大きく低下するので,厳寒期でもエンジンの冷却水の循環に支障をきたすことがない。

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大辞林 第三版の解説

ふとうえき【不凍液】

自動車エンジンの冷却水の凍結を防ぐために用いる液体。アルコールまたはエチレン-グリコールなどを主成分とする氷点降下剤。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

不凍液
ふとうえき

自動車エンジンの冷却水が凍結しないように冬季に使用するアルコール系の氷点の低い液体。自動車のエンジンの冷却水は、寒冷地で夜間屋外に駐車したりすると凍って膨張し、エンジンブロックを割ったり、ラジエーターを破ったりした。そこで冷却水に不凍液を混入した。しかし春からは冷却水を入れ換えて不凍液を抜かないと、オーバーヒートの原因になった。現代の車では、あらかじめ冷却水にエチレングリコールなどの不凍物質を混入したうえで、冷却系統は完全に密閉されており、メンテナンスを必要としないようになっている。[高島鎮雄]

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