与田凖一(読み)よだじゅんいち

  • 1905―1997
  • 与田凖一 よだ-じゅんいち

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

[生]1905.8.2. 福岡,瀬高
[没]1997.2.3. 東京,三鷹
童話作家。郷里の小学校で代用教員をしながら『赤い鳥』などに童話童謡を投稿し,北原白秋に認められて 1928年上京,『・雲』 (1933) ,『山羊とお皿』 (40) その他の童謡集を刊行,『の工場』 (35) 以後は童話にも手を染め,『ヒカリトソラマメ』 (41) ,『五十一番めのザボン』 (51) などを発表。ほかに『野ゆき山ゆき』 (73) ,『ゆめみることば』 (80) などがある。日本児童文学者協会長もつとめた。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

1905-1997 昭和-平成時代の児童文学者。
明治38年6月25日生まれ。郷里福岡県の先輩北原白秋に師事。「赤い鳥」の編集を手つだいながら詩,童謡,童話,絵本の創作をつづける。戦後作家生活にはいり,昭和37年児童文学者協会会長。42年「与田凖一全集」で産経児童出版文化賞大賞,48年詩集「野ゆき山ゆき」で野間児童文芸賞。平成9年2月3日死去。91歳。旧姓は浅山。童話に「五十一番めのザボン」「十二のきりかぶ」など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

童謡詩人、童話作家。福岡県生まれ。小学教師をしたのち、同郷の先達北原白秋に師事して上京。『赤い鳥』に詩、童謡を発表して、1933年(昭和8)処女童謡集『旗・蜂(はち)・雲』を出版。それ以後、詩、童謡、童話、絵本の各分野に活躍、児童文学界の一頂点を極める。洗練されたことばによる作品は、知性と叙情が融合し、背景に子供の幸福への希求がある。第二次世界大戦後、日本児童文学者協会会長も務めた。著作は多く、『与田凖一全集』全6巻(1967)によりサンケイ児童出版文化大賞を受賞、少年少女詩集『野ゆき山ゆき』(1972)により野間児童文芸賞を受けた。[鶴見正夫]
『『与田凖一全集』全6巻(1967・大日本図書)』

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