世態(読み)せいたい

精選版 日本国語大辞典 「世態」の意味・読み・例文・類語

せい‐たい【世態】

※授業編(1783)四「今日の人情世態(セイタイ)に親切にして」
怪談牡丹燈籠(1884)〈三遊亭円朝序詞若林玵蔵〉「三遊亭円朝子の人情話は頗る世態(セイタイ)を穿ち」 〔戴叔倫‐旅次寄湖南張郎中詩〕

せ‐たい【世態】

〘名〙 世の有様世間状態世相せいたい
※随得集(1388頃)再次前韻寄義堂七首「世態偏由離合見、交情宜始終云」
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石一一「世態人情の変遷と云ふものは実に不思議なもので」

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デジタル大辞泉 「世態」の意味・読み・例文・類語

せ‐たい【世態】

世の中のありさま。世間の状態。世情。せいたい。「世態人情」
小説主脳は人情なり、―風俗これに次ぐ」〈逍遥小説神髄
[類語]世相物情風俗世情流俗習俗風習手風てぶり社会現象風紀

せい‐たい【世態】

せたい(世態)

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普及版 字通 「世態」の読み・字形・画数・意味

【世態】せたい

世情。

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