中南海(読み)チュウナンカイ

デジタル大辞泉 「中南海」の意味・読み・例文・類語

ちゅうなんかい【中南海】

中国北京ペキン市、北海公園にある湖のうちの中海・南海の周辺地区。故宮博物院の西に位置し、明・清代は紫禁城庭園一部であった。チョンナンハイ。
中国共産党および政府の重要機関要人住居があることから》中国共産党指導部または中華人民共和国政府のこと。

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精選版 日本国語大辞典 「中南海」の意味・読み・例文・類語

ちゅうなん‐かい【中南海】

  1. 中国の北京にある湖。故宮博物院(旧紫禁城)の西側にあり、明・清代は皇宮庭園の一部であった。自然湖の北海・中海、人造湖の南海からなる。付近は政府最高機関の所在地である。

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改訂新版 世界大百科事典 「中南海」の意味・わかりやすい解説

中南海 (ちゅうなんかい)
Zhōng nán hǎi

中華人民共和国の最高級の指導部の所在地であり,その指導者の居住地。北京の故宮の西側,新華門内の一画。明・清時代の皇城の西半分つまり西苑(北海,中海,南海)の南半である。辛亥革命後,北洋時代には同所に大総統府,国務院が置かれた。南海中の瀛台(えいだい)は,西太后によって光緒帝が幽閉された場所として有名だが,民国期にも黎元洪袁世凱に,曹錕馮玉祥(ふうぎよくしよう)に監禁された地である。ちなみに北海は,現在は公園として一般に開放されている。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「中南海」の意味・わかりやすい解説

中南海
ちゅうなんかい / チョンナンハイ

中国の首都北京(ペキン)の中央部にある湖、中海、南海周辺の地区名。故宮博物院の西側に位置する。中国共産党および政府の重要機関や要人の住居が多い。中海、南海は北側の北海とともに、明(みん)・清(しん)時代の皇宮である紫禁城(しきんじょう)の庭園の一部になっていた。

[船越昭生]

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デジタル大辞泉プラス 「中南海」の解説

中南海

日本で発売されている外国産タバコのブランド。輸入、販売は太豊通商。原産地は中国。「ライト」「スーパーライト」「ワン」のほか、メンソールタイプがある。

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