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紫禁城 しきんじょう Zi-jin-cheng

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

紫禁城
しきんじょう
Zi-jin-cheng

中国,ペキン (北京) 市にある明,清代の宮殿。「紫禁」とは北斗星の北に位置する紫禁星が,天帝の居所とされることに由来する呼称。中華民国の成立以後しだいに一般に開放されるようになり,現在は「昔の皇宮」の意で「故宮」と呼ばれている。

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デジタル大辞泉の解説

しきん‐じょう〔‐ジヤウ〕【紫禁城】

中国、朝の宮殿。南京のものは明初の1373年、洪武帝(朱元璋)が造営。北京のものは1420年、永楽帝が北京に遷都したときに造営、現在は故宮博物院となっている。1987年「北京と瀋陽の明・清朝の皇宮群」の名称で世界遺産文化遺産)に登録された。

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大辞林 第三版の解説

しきんじょう【紫禁城】

中国、北京にある明・清代の宮城。明の永楽帝が造営。現在、故宮博物院となっている。 → 故宮博物院

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

紫禁城
しきんじょう

中国、明(みん)・清(しん)時代の北京(ペキン)の宮城。紫禁とは、天帝の宮城とみなされていた星座の紫微垣(しびえん)から出た語で、皇帝の居所を意味する。初め明の永楽帝(えいらくてい)が国都を南京(ナンキン)から北京に移すに際し、元の大都の宮城址(し)付近を利用して造営し、十数年を費やして1420年に完成した。その後、明・清時代を通じて宮殿や門はたびたび改築修補され、それらの名称も変更されている。現在の建物は、ほとんどが明代の様式をだいたい継承して清代に建てられたものである。
 紫禁城は北京の旧内城の中央南部よりに位置する東西約750メートル、南北約960メートルの城壁に囲まれた約72万平方メートルの一区画で、その外側に堀を巡らしている。城壁の四周にそれぞれ一門があり、南の午門(ごもん)が正門としてとくに雄大で、北に神武門、東に東華門、西に西華門が開き、四隅に角楼(かくろう)がある。城内は南と北の2区に大別され、南は公的な場所の外朝で、午門から北へ太和門、太和殿、中和殿、保和殿が中軸線上に一列に並び、その東西に文華殿、武英殿などの殿閣が配置されている。なかでも中和殿、保和殿とともに3層の白色大理石の基壇上に建つ太和殿は東西約60メートル、南北約33メートルの堂々たる建物で、紫禁城の正殿として重要な儀式に使用された。外朝の北は皇帝の私的生活の場所の内廷で、保和殿の北の乾清(けんせい)門から乾清宮、交泰殿、坤寧(こんねい)宮などが中軸線上に一列に並び、その左右に后妃らの住む東西の六宮をはじめ多くの建物がある。このように紫禁城には大小無数の建物と牆壁(しょうへき)や門が整然と配置され、黄瑠璃瓦(こうるりがわら)や朱塗りの柱と相まって集団美をなしている。そしてこの豪華な大宮殿は、明・清時代の皇帝権力の強大さをよく表すものである。1925年以来、故宮(こきゅう)博物院として一般に公開され、中国文化財の一大殿堂となっている。[神田信夫]
『繭山康彦著『故宮案内』(平凡社カラー新書) ▽樋口隆康編『世界の博物館21 故宮博物院』(1978・講談社) ▽于倬雲主編『紫禁城宮殿』(1982・商務院書館香港分館)』

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