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中国銅器 ちゅうごくどうき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

中国銅器
ちゅうごくどうき

古代中国で用いられた青銅器の総称。狭義には古代中国の祭礼に用いる礼楽器をさす場合もある。青銅器の出現は代初頭に求められ,青銅製の,錐,刀,鈴などの遺物が知られている。その後,殷代中期になると刀子,斧などの工具のほか,などの礼器が出現したと考えられる。中国銅器の盛行は殷代後期から西周にかけてで,礼楽器のほか,,矛,,斧,刀子,小鋸などの武器や工具がつくられている。春秋時代にも青銅製の礼器や武器は盛んにつくられるが,戦国時代に入ると礼器は陶器に代わり,武器,工具もしだいに鉄製のものが増大し,代になると,いわゆる中国銅器は姿を消す。礼楽の銅器は大別して酒食器と楽器に分けられ,さらに酒食器には食物を煮る,食物を盛る,簠,,盨(しゅ),酒を温める爵,角(かく),斝,,酒をたくわえる尊,壺(こ),罍(らい),卣(ゆう),觥(こう),酒を飲む,觶(し),水を盛る盤(ばん),鑑(かん),,盆(ぼん)などの器がある。また楽器としては,鎛(はく),鐸(たく),錞(じゅん),鼓(こ),鈴(れい)などがある。中国銅器の多くには,饕餮文,虺竜文(きりゅうもん),夔鳳文(きほうもん),蟠螭文,蝉文(ぜんもん),蟠竜文(ばんりゅうもん)などと呼ばれる独特の奇怪な文様が施され,荘厳かつ神秘的な様相を呈している。

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