改訂新版 世界大百科事典 「中州集」の意味・わかりやすい解説
中州集 (ちゅうしゅうしゅう)
Zhōng zhōu jí
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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中国金(きん)朝一代の詞華集。全10巻。元好問の編著。成書は1233年、出版は1249年。計249人(金末の生存者は含まない)の2000首ほどの詩を収め、また各人にはある膨らみをもつ小伝が付せられる。中州とは中国ということであり、南宋(なんそう)と対抗して金朝こそ中国文明の正当な継承保持者であるとの意識が込められ、その文化を称揚し後世に伝えることを企図する。同時にそれらの詩と小伝とがない交ぜあって、戦乱亡国のうちに失われゆく金朝の事跡を明らかにし後世に残すという、ある史的営為を可能にした。このような方法は後代数種の後継著作を生む。清(しん)朝に至って郭元
(かくげんう)により大補訂され『全金詩』72巻に生まれ変わった。
[小栗英一]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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