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中心体 ちゅうしんたい centrosome

翻訳|centrosome

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

中心体
ちゅうしんたい
centrosome

一般に動物や下等植物の細胞質内で,核の近くにあり,細胞分裂の際に中心的役割をすると考えられている小構造体。中心体の中に普通2個の短円筒形の中心粒があり,両者は直交した位置にある。その周辺を中心球という。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

ちゅうしん‐たい【中心体】

細胞内小器官の一。細胞分裂の際にだけみられる顆粒(かりゅう)で、二つに分かれて細胞の両極に行き、これを中心として紡錘糸ができ、染色体を移動させる。

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百科事典マイペディアの解説

中心体【ちゅうしんたい】

多くの下等植物や一般の動物細胞の細胞質内にみられる小体。普通,核の近くにあり,中心にある1〜2個の中心粒とまわりの基質からなる。中心粒は9本の短い管が縦に環状に並んだ円筒状をなす。
→関連項目細胞質

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栄養・生化学辞典の解説

中心体

 動物細胞などの細胞質にある細胞内器官の一つで,細胞分裂のとき,染色体を引っぱるチューブリン糸(紡錐体)の起点のようにみえる構造体.細胞運動の統御中枢とされる.

出典|朝倉書店
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大辞林 第三版の解説

ちゅうしんたい【中心体】

有糸分裂の時、染色体の極移動機能に関係する細胞質構造。動物細胞、あるいはコケ植物や藻類の一部に見られる。互いに直交する二本の円筒状の細胞小器官である中心小体と、その周囲の比較的透明な部分とから成る。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

中心体
ちゅうしんたい

動物細胞の分裂期において、分裂装置(星状体と紡錘体よりなる)の形成中心となる顆粒(かりゅう)状構造体をいう。有糸分裂に重要な働きをするので、有糸分裂中心、分裂中心などともよばれる。その構造は中央部に一対の中心子(中心小体、中心粒)centrioleと、それを取り囲む顆粒状または繊維状の中心子外周物質pericentriolar materialからなる。中心子は、直径約200ミリミクロン、長さ約700ミリミクロンの円筒状を呈する。その構造は、9本の3連微小管が筒状に並んだもので、その円筒状構造の先端部と基部にはそれぞれ特殊な構造がみられる。哺乳(ほにゅう)動物の培養細胞で、細胞サイクルの間期の状態では、中心体は核に接している。細胞がS期に入ると、中心体の自己複製が始まる。中心体内の2個の中心子はそれぞれの基部近くに娘(じょう)中心子をつくる。S期の後期では、その一対ずつが分離して移動を始め、核の両側に位置するようになる。有糸分裂前期になると、微小管の形成が中心子外周物質を核として始まり、二つの星状体が成長する。やがて核膜が消失すると、星状体の間に紡錘体が形成される。また、繊毛や鞭毛(べんもう)の基部にある基底小体も微細構造は中心子と同じで、同じく中心子ともよばれる。なお、植物細胞には、コケ、シダ、ソテツなどの特殊な例を除いて中心子はみられないが、核内での微小管形成中心の働きで紡錘体が形成される。[酒井彦一]

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