中心静脈栄養(読み)チュウシンジョウミャクエイヨウ

  • ちゅうしんじょうみゃくえいよう ‥ジャウミャクエイヤウ
  • ちゅうしんじょうみゃくえいよう〔チユウシンジヤウミヤクエイヤウ〕
  • 中心静脈栄養 hyperalimentation

世界大百科事典 第2版の解説

生体に栄養を補給する経路には,(1)口から飲食する,(2)または小腸に人工的に作った瘻孔(ろうこう)(胃瘻または腸瘻)に体外からを挿入し,この管から栄養液を注入する,(3)血管内に挿入した管から栄養液を注入する,(4)肛門から栄養液を浣腸し,直腸で吸収させる,などの方法がある。中心静脈栄養はこの(3)に属するもので,末梢静脈から心臓に近い静脈(中心静脈,上大静脈や下大静脈の心臓に近い部分)まで長い管を挿入し,栄養液を無菌的に注入する方法である。

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 鎖骨下、頸部、大腿などの太い静脈からカテーテルを挿入して先端を右心房に置き、高カロリーの輸液を行なうこと。消化器の手術後や、高度の低栄養時に行なう。

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世界大百科事典内の中心静脈栄養の言及

【輸液】より

…また,消化器系の手術後などのように,経口摂取が数日阻害されるような場合にも,まず必要な水分,電解質を補う必要がある。さらに,消化器疾患などで腸からの栄養吸収が望めないときや,治療のために腸からの吸収を止めたいときなどには,必要とする全カロリーを補うために,中心静脈栄養が行われる。なお,輸液のうちで注入する液体が血液である場合は輸血と呼ぶ。…

※「中心静脈栄養」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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