中村友三(読み)なかむら ともぞう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中村友三」の解説

中村友三(初代) なかむら-ともぞう

1762-1819 江戸時代中期-後期歌舞伎役者
宝暦12年生まれ。2代中村次郎三の門にはいり友三郎と名のる。天明の末ごろから大坂浜芝居敵役で名をあげる。文化11年友三と改名世話物にすぐれ,色敵と道外方(どうけがた)を得意とした。文政2年1月14日死去。58歳。俳名は丸幸。屋号京屋

中村友三(2代) なかむら-ともぞう

1795-1861 江戸時代後期の歌舞伎役者。
寛政7年生まれ。初代中村友三の子。大坂の宮地芝居,浜芝居で修業天保(てんぽう)2年2代を襲名,大芝居に出演。道外(どうけ)は京坂随一と称された。文久元年3月16日死去。67歳。大坂出身。初名は中村直二郎。前名は中村桃三。俳名は丸幸。屋号は京屋。

中村友三(3代) なかむら-ともぞう

?-? 幕末-明治時代の歌舞伎役者。
2代中村友三の門弟嘉永(かえい)のころから大坂の宮地芝居,浜芝居で修業。元治(げんじ)元年(1864)3代を襲名した。道外方(どうけがた)の巧者と称された。初名は中村友太。俳名は丸舛,丸幸。屋号は京屋。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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