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中林梧竹 なかばやし ごちく

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美術人名辞典の解説

中林梧竹

書家。佐賀県生。名は隆経、字は子達、通称を彦四郎、別号に剣書閣主人・個閑・忘言。鍋島侯に仕え、のち江戸に出て市河米庵山内香雪に書を学ぶ。清に渡り、潘存に師事し、また漢・魏・六朝碑の拓本を多数もたらした。書は篆・隷・楷・行・草の各体にわたり、長鋒柔毫の筆を駆使して規模の大きい闊達な作品を多く残した。著書に『梧竹堂書話』がある。大正2年(1913)歿、87才。

出典|(株)思文閣
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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

中林梧竹 なかばやし-ごちく

1827-1913 江戸後期-明治時代の書家。
文政10年4月19日生まれ。江戸にでて市河米庵(べいあん)の門人山内香雪にまなんだ。明治15年清(しん)(中国)にわたり潘存(はん-そん)にまなび,17年漢・魏(ぎ)・六朝(りくちょう)時代の碑の拓本をたずさえて帰国,明治書壇にあたらしい書風をひろめた。大正2年8月4日死去。87歳。肥前小城郡(佐賀県)出身。名は隆経。字(あざな)は子達。通称は彦四郎。別号に剣書閣主人。

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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

世界大百科事典 第2版の解説

なかばやしごちく【中林梧竹】

1827‐1913(文政10‐大正2)
明治時代の書家。佐賀の人。名は彦四郎,のち隆経。字は子達。19歳のころから江戸に留学,山内香雪,市河米庵に書を学び,さらに後年2回清国にわたり,潘存より書法を受け,漢~六朝の碑帖を持ち帰った。各時代の書の精髄をとって自己の天分を盛りあげ,篆隷楷行草みな能く書いた。確かな造形性,気宇の大きい書風は特筆すべきである。《梧竹堂書話》の著がある。【角井 博】

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大辞林 第三版の解説

なかばやしごちく【中林梧竹】

1827~1913) 書家。佐賀の人。名は隆経、通称彦四郎。六朝の書法を探究、多数の碑拓と新書風をもたらした。書壇への影響力は大きく、「梧竹堂書話」の著でも知られる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

中林梧竹
なかばやしごちく

[生]文政10(1827).肥前
[没]1913.8.4. 佐賀
書家。名は彦四郎,隆経。字は子達,号は梧竹,剣書閣主人。鍋島家に仕え 19歳のとき藩の留学生として江戸へ行き,山内香雪に書を学んだ。 1882年中国に渡って北京の潘存 (はんそん) に師事,84年漢や六朝の古碑の拓本を数多くたずさえて帰国。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

中林梧竹
なかばやしごちく
(1827―1913)

幕末から明治の書家。名は隆経、字(あざな)は子達、梧竹と号した。肥前(佐賀県)鍋島(なべしま)藩士の出身。19歳で江戸に出て山内香雪(やまのうちこうせつ)および市河米庵(いちかわべいあん)に入門して書を学び、1882年(明治15)清(しん)国に渡航して北京(ペキン)の潘存(はんそん)に師事、84年に六朝(りくちょう)の碑拓本を数多く携行して帰国した。のち再度渡航したが、これらの留学が梧竹の学書法に著しい影響を及ぼしたことは明らかであり、明治の書壇には異色の斬新(ざんしん)な書風を展開させた。その書は、篆(てん)・隷・楷(かい)・行・草の各体に巧みであり、奔放闊達(かったつ)な筆致のなかに気宇雄大な趣(おもむき)があふれ、造型美を追究した梧竹流ともいうべき書風の確立がみられる。[古谷 稔]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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