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丸髷 まるまげ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

丸髷
まるまげ

日本髪の一種。結婚した女性が結った髪型の代表的なもので,頂上に楕円形でやや平たいをつけたもの。天明年間 (1781~89) 頃から流行した。それ以前からあった勝山髷,明治に入ってからの鍋町髷,権妻髷,島田髷など,いずれも丸髷の部類。

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デジタル大辞泉の解説

まる‐まげ【丸×髷】

女性の髪形の一。後頭部に楕円形のやや平たい髷をつけたもので、既婚者が結った。江戸初期の勝山髷(かつやままげ)が原形。まるわげ。
江戸時代の男性の髪形の一。本多髷の一種で、刷毛先の丸いもの。

まる‐わげ【丸×髷】

まるまげ」に同じ。
髪を丸く無造作に巻き上げた髪形。
「毎日、髪かしら(=頭ノ髪)も自らすきて、―に結ひて」〈浮・永代蔵・二〉

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百科事典マイペディアの解説

丸髷【まるまげ】

日本髪の一種。江戸初期に流行した勝山髷の流れをくむもので,江戸後期から既婚女性の髪形になり,明治以後も広く結われた。髷は若いほど大きく,年齢が高くなるにつれ小さくなった。

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世界大百科事典 第2版の解説

まるまげ【丸髷】

日本髪の一種。江戸時代後期の勝山(かつやま)髷と同系統の髪形で,既婚女性が結う。楕円形の型を髷の中に入れ,丸形の髷に結いあげるのでこの名がある。年齢が若いほどこの髷形が大きく,中年,老年と型も小さくじみになる。明治以降はこの髷の中に絹の鹿子絞りの手絡(てがら)を用い,装飾にした。これも若妻は赤地,中年は紫,藤色,浅黄など,老年は茶,黄土,鉄色,紺などを用い,手絡の色で年齢層が想像できた。髪形【橋本 澄子】

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大辞林 第三版の解説

まるまげ【丸髷】

女性の髪形の一。楕円形の型を入れて丸い髷を結うもの。既婚者が結った。まるわげ。
江戸時代、男子の髪形の一。本多髷の一種。丸髷本多。

まるわげ【丸髷】

まるまげ(丸髷) 」に同じ。
髪をぐるぐる無造作に巻いたもの。 「髪かしらも自ら梳きて-に結ひて/浮世草子・永代蔵 2

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

丸髷
まるまげ

女性の髪形の一種。勝山髷の別称で、おもに主婦の髪形を代表するものであった。丸髷とは、髷の形が横に丸い山形をしているところから名づけられ、江戸時代中期以降盛行するようになった。この髷にも、大形の鍋町(なべちょう)髷、権妻(ごんさい)髷などの新形を生じたが、明治の鹿鳴館(ろくめいかん)時代到来とともに洋髪の束髪に押されてしまった。しかし、第二次世界大戦の前までは、農村などで、娘の婚礼のときの母親の髪形として普通にみられた。[遠藤 武]

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