デジタル大辞泉
「乳木」の意味・読み・例文・類語
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にゅう‐もく【乳木】
〘名〙 (「もく」は「木」の
呉音)
仏語。護摩に用いる木。乳汁の多い生木を用いて
火勢を強める。にゅうぼく。→
護摩木。
※
幸若・
信太(室町末‐近世初)「ほうびゃうにぼけの花、にうもくに山うつぎ」 〔
大日経疏‐八〕
ち‐ぎ【乳木】
〘名〙 護摩
(ごま)にたく護摩木の
一種で、供養物をいう。ただし
燃料としての
檀木(だんもく)との
区別は明瞭でない。おおよそ松・杉・檜
(ひのき)などの木で、まっすぐで
湿り気の多いものを用いる。にゅうもく。にゅうぼく。
ちち‐の‐き【乳木】
※賀茂翁家集(1806)二「ちちの木の
ちちぶの山の薄もみぢうすきながらにちれる冬かな」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報