朝日日本歴史人物事典 「二階堂行貞」の解説
二階堂行貞
生年:文永6(1269)
鎌倉幕府の政所執事。二階堂行宗の子。正応3(1290)年政所執事となる。同4年検非違使六位尉,同5年叙留(その官職に対応する位階より上の位階になってももとの官職にとどまる)。同3年信濃守,のちに山城守。永仁3(1295)年には,引付衆の在任が確認される。正安3(1301)年,出家して法名を行暁。乾元1(1302)年11月,政所執事に再任し,没年まで在任が確認できる。<参考文献>佐藤進一「鎌倉幕府職員表復原の試み」(『中央大学文学部紀要/史学科篇』28~30,32号)
(永井晋)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報