出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
室町中期の連歌師(れんがし)。京都六角堂頂法寺の僧。春楊坊(しゅんようぼう)と称した。連歌の師は明らかではないが、宗砌(そうぜい)、智蘊(ちうん)らと共通の世界にいて連歌を学習していったらしい。参加した連歌作品は1443年(嘉吉3)ごろからみられるが、かならずしも多くはない。しかし、弟子である宗祇(そうぎ)には重んじられて、『新撰菟玖波集(しんせんつくばしゅう)』には108句入集し、心敬(しんけい)、宗砌に次ぐ位置を占めている。平易なようで深いところがある作風と心敬に評価されている。著作に『片端(かたはし)』、句集に『法眼専順連歌』がある。なお、華道家元池坊(いけのぼう)では26世とし、立華、砂物、生花の三体を立てたとされる(池坊由来記)。
[奥田 勲]
(伊藤伸江)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...