亮貞(読み)りょうてい

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「亮貞」の解説

亮貞 りょうてい

1648-1719 江戸時代前期-中期の僧。
慶安元年8月生まれ。真言宗伊勢(いせ)(三重県)真常院の亮元,大和(奈良県)長谷(はせ)寺の頼意師事尾張(おわり)長久寺,江戸弥勒寺の住持をへて元禄(げんろく)16年(1703)長谷寺15世となる。宝永4年江戸護国寺にうつり,のち山城乙訓(おとくに)寺に退隠した。大僧正享保(きょうほう)4年9月17日死去。72歳。伊勢出身。俗姓松岡。字(あざな)は自春。号は温如。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「亮貞」の意味・わかりやすい解説

亮貞
りょうてい

[生]慶安1(1648).8? 伊勢
[没]享保4(1719).9.17. 京都
江戸時代中期の新義真言宗の僧。 11歳で仏道に入り,豊山論議に列して隆光と並んで豊山の竜虎といわれた。元禄 16 (1703) 年豊山の能化職に着任し,同山の興隆尽力。宝永4 (07) 年江戸の護国寺に転住し,大僧正となる。晩年は京都乙訓寺に退き没。主著『理趣経存公記』『自証説法私記』。

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