人口学(読み)じんこうがく(英語表記)demography

翻訳|demography

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

人口学
じんこうがく
demography

社会経済現象の基礎である人口を研究対象とする学問。人口の研究には2つの領域がある。1つは人口現象の統計数理的分析で,人口現象の法則性や人口現象間の相互関係など人口過程を研究対象とするもので形式人口学または純粋人口学といわれる。もう1つは人口 (過程) と社会 (過程) との相互関係についての領域で実体人口学と呼ばれる。

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大辞林 第三版の解説

じんこうがく【人口学】

人口の規模・構造・地域分布とそれらの変化を、出生・死亡・移動という要因との関連で研究する学問。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

人口学
じんこうがく
demography

人口ならびに出生死亡移動による人口変動の統計的研究をいう。通常は国、地域(県・郡など)、市町村などが分析の単位であり、そうした人口をさらに、性、年齢、配偶関係、宗教、人種、言語、職業、階級、教育程度などの指標によって区分し研究する。出生、婚姻、移動および死亡に関する資料の収集、ならびに、それらの統計的・数理的分析を狭義の人口研究領域とし、形式人口学あるいは純粋人口学とよぶ。また、人口変動の生物学的、社会的、経済的、法的、歴史的決定要因の研究、ならびに、人口変動と社会構造や自然資源との相互関係の研究を広義の人口研究の領域とし、これらを実体人口学あるいは人口研究という。人口学的研究は多くの専門領域にまたがる学際的性格をもつが、それが個々の学問分野ととくに関連づけられたとき社会人口学、経済人口学、家族人口学、古人口学歴史人口学などが成立することになる。[皆川勇一]
『A・ソーヴィー著、岡崎陽一訳『改訂新版 人口』(白水社・文庫クセジュ) ▽舘稔・黒田俊夫著『人口問題の知識』(日経文庫) ▽南亮三郎編『人口論史』(1960・勁草書房)』

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