デジタル大辞泉 「人的資本」の意味・読み・例文・類語 じんてき‐しほん【人的資本】 労働者が身につけた知識・技能・能力などを資本とみなしていう語。教育・訓練・経験によって個人に蓄積され、労働生産性の向上や賃金の上昇などに影響を与える。ヒューマン‐キャピタル。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「人的資本」の意味・読み・例文・類語 じんてき‐しほん【人的資本】 〘 名詞 〙 労働者に備わった技能や熟練の度合いを資本とみなしていう語。教育や訓練により、労働者の資質が向上し生産性の高まる状況が、投資によって生産力が増進する状況に似ているところからいう。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「人的資本」の意味・わかりやすい解説 人的資本じんてきしほんhuman capital 職場訓練,学校教育によって新たに労働者個人に付加される能力をいう。教育という投資により,蓄積される知識や熟練を資本とみなす。アメリカを中心として発展した人的資本理論は教育水準と賃金との正の相関について,教育水準の高い労働者はその個人自体に体化した教育によって高い生産力をもつからだと考える。従来の理論における労働の限界生産力の差を教育・訓練の差,つまり労働力を単純労働力と人的資本との合成物であるとする。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の人的資本の言及 【人的資本理論】より …資本とは投資によってその価値を増大させることのできる財貨であるが,この考え方を投資対象としての人間に適用したものが〈人的資本〉の概念である。すなわち,人間の経済的価値を投資によって高めることができるという考え方である。… ※「人的資本」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by