精選版 日本国語大辞典 「代償行動」の意味・読み・例文・類語
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代理的に満足を求めようとする行動。欲望や願望といわれているものは、それを満たす特定の行動がとれるとは限らない。海外旅行をしようと思っても経済的、時間的に余裕がなければ欲望そのものを満たすことができないので、それにかわるもので満足せざるをえない。とくに攻撃的な欲望は社会的、道徳的に禁止されているので、攻撃欲望そのものをあからさまに満足させることができず、それにかわるもので満足を求めようとする。たとえば、親に対して憎しみをもち攻撃の欲望をもつ子が、子イヌを残酷に扱う場合のようなものである。精神分析の置換えdisplacementや生態学の転位行動と類似の概念である。ゲシュタルト心理学のレビンは代償行動について一連の実験的研究をしているが、それによれば中断された行動ともっとも類似した行動がもっとも代償行動として高い価値をもっている。代償行動は実際の行動ではなく空想や言語的表出によっても可能であるが、一般に代償行動では欲望は十分に満たされないから、心理的緊張はいつまでも残る。
[外林大作・川幡政道]
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