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伝世鏡 でんせいきょう

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

伝世鏡
でんせいきょう

古墳に副葬されている鏡のうち,長い間使用されたのちに納められた鏡をいう。なお鏡に限らず,埋蔵されずに神社や寺に伝えられているものを伝世品,伝来品と呼ぶ。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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大辞林 第三版の解説

でんせいきょう【伝世鏡】

考古学で、古くから伝わった鏡。とくに魏の紀年のある神獣鏡が古墳前期の前方後円墳に副葬されていることから、分与されてから数代の首長が伝世していた鏡とされる。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

伝世鏡
でんせいきょう

製作後、通常以上に長期にわたって使用したり、保持したものを伝世品というが、銅鏡では、とくに前期古墳に副葬されている漢中期の中国鏡をいう。梅原末治(すえじ)は、それが漢中期に日本列島に搬入され、その後、古墳に副葬されるまで伝世されたものと解し、小林行雄は、弥生(やよい)時代、これらの鏡は司祭的首長の権威を保証するものとして代々伝承されていたが、古墳時代、首長の世襲制の確立によって、伝世の必要がなくなり、首長の埋葬される古墳に副葬されるようになった、とみた。いわゆる伝世鏡論である。[田中 琢]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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