佐藤敬(読み)さとうけい

百科事典マイペディア 「佐藤敬」の意味・わかりやすい解説

佐藤敬【さとうけい】

洋画家。大分市生れ。東京美術学校在学のまま1930年パリに留学し,1932年帝展特選となる。1936年新制作協会創立に参加し,1952年以降パリで活躍ヨーロッパの現代絵画を吸収し,感覚的近代主義ともいうべき独自の洗練された作風展開,晩年は抽象表現に向かっていた。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「佐藤敬」の解説

佐藤敬 さとう-けい

1906-1978 昭和時代の洋画家。
明治39年10月28日生まれ。パリ留学中の作品「ル・クルン(道化者)」が昭和7年帝展特選。帰国後,新制作派協会の創立に参加。再度フランスにわたり,サロン-ド-メなどの国際展で活躍,しばしば受賞。妻は声楽家佐藤美子(よしこ)。昭和53年5月8日死去。71歳。大分県出身。東京美術学校(現東京芸大)卒。作品はほかに「ノートル・ダム」など。

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