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価格差別 かかくさべつprice discrimination

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

価格差別
かかくさべつ
price discrimination

同一の財・サービスを買い手ごとに異なる価格で販売する企業のマーケティングの一つ。これには,売り手が独占的な市場支配力を有すること,買い手を需要の価格弾性値が異なるいくつかのグループとして市場を分割できること (市場細分化) ,買い手間で低価格市場から高価格市場への転売が不可能なこと,という3条件が必要である。具体的な例としては,時間的差別 (シーズンまたはオフ料金,深夜料金) ,空間的差別 (海外と国内,地域別料金制) などがある。

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世界大百科事典 第2版の解説

かかくさべつ【価格差別 price discrimination】

財貨・サービスの取引において,売手が買手に対しその取引(販売)価格に関して行う差別的な取扱いをいう。特定の買手に対して他の買手に比べて相対的に有利な価格で販売するとか,同一の買手に対してその取引ごとに価格に差異を設けるといった形態をとるのが通例である。ただし,買手によってあるいは取引ごとに価格に差異がある場合であっても,それが財貨・サービスの品質,取引量,取引地点,取引時期などの差異により生ずる費用上の差異によるものであれば,これは価格差異であって価格差別ではない。

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世界大百科事典内の価格差別の言及

【独占】より

…品目ごとに詳細な価格表を用意する古典的価格カルテルをはじめ,企業間の暗黙の合意のみにその基礎を置くプライス・リーダーシップ,全国いずこの工場で生産されたかにかかわりなく,業界内で設定した基準地点での工場渡し価格に輸送費を加算した販売価格を設定して競争を制限する基準地点価格制basing point pricingなど,さまざまな形態の価格固定がある。 商品の性質上,転売が困難な商品の独占的売手は価格差別を行う傾向がある。同種の欲求を充足する商品もしくはその供給先を他にもたない買手の需要は,そうでない買手の需要にくらべ,弾力性が低い。…

※「価格差別」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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