保護国・被保護国(読み)ほごこくひほごこく

世界大百科事典 第2版の解説

ほごこくひほごこく【保護国・被保護国】

弱国が,主権の重要部分を委譲することによって強国の保護下に屈するときにみられる制度で,強国が保護国と呼ばれて主権国家であり続けるのに対し,弱国は,被保護国と呼ばれ,半主権国となる。そして,このような関係を設定する条約を,保護条約という。しかし,被保護国は,保護国の一部となるわけではないから,保護国が第三国との間で戦争を始めても,当然に当事国とはならない。また,保護国が第三国と締結する条約に当然には拘束されない。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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