俵藤太物語(読み)たわらとうだものがたり

世界大百科事典 第2版の解説

たわらとうだものがたり【俵藤太物語】

御伽草子。田原藤太秀郷(ひでさと)の武勇譚。2巻。寛永(1624‐44)ころ刊行の絵入り刊本以後,広く流布した。朱雀院の御代,田原藤太秀郷は,近江国瀬田の唐橋に20丈ばかりの大蛇が横たわって往来の貴賤が難儀しているのを,へいきで背中を踏んで渡りおおせる。下野へ下る東海道の宿で,夜更けに二十ばかりの美しい女房に訪われ,竜宮の敵である三上山の百足(むかで)退治を依頼される。この女房は,大蛇の変化したものであった。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

余震

初めの大きい地震に引き続いて,その震源周辺に起こる規模の小さい地震の総称。大きい地震ほど余震の回数が多く,余震の起こる地域も広い。余震域の長径の長さは,地震断層の長さにほぼ対応している。マグニチュード...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android