ご‐し【兀子】
※
随筆・折たく柴の記(1716頃)中「
飛駅(ひえき)して京より
斑幔(はんまん)と兀子
(ゴシ)とをとりよせて」
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デジタル大辞泉
「兀子」の意味・読み・例文・類語
ごっ‐し【×兀子】
長方形の板の四辺に脚をつけた腰掛け。朝儀に列席する官人などが用いた。ごし。
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兀子
ごっし
少し横長な4脚付きの木製腰掛。『伊呂波(いろは)字類抄』「古雑物」に公卿(くぎょう)の座とあり宮廷調度である。『延喜式(えんぎしき)』「掃部(かもり)」に清涼殿(せいりょうでん)の御斎会(ごさいえ)内論義のおり、僧綱(そうごう)たちも使った例がある。身分に応じて、上に敷く敷物が定まる。『江家次第(ごうけしだい)』巻17「東宮御元服」によれば、加冠人、親王、大臣は紫色の敷物で紫兀子に、理髪人、大・中納言(なごん)は黄兀子に座すという。このほかに黒塗り兀子、朱塗り兀子、両面兀子、縁兀子などがあり、江戸末期まで使用された。
[郷家忠臣]
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普及版 字通
「兀子」の読み・字形・画数・意味
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