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光周性 こうしゅうせい photoperiodism

翻訳|photoperiodism

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

光周性
こうしゅうせい
photoperiodism

適当な周期 (昼と夜のような) で生物に光を与えたときに,生物に起る反応をいう。ある品種のタバコ自然状態では夏には開花しないが,毎日の日照時間を 12時間以下に制御すると夏でも夏以外にも花芽を形成させることができる。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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知恵蔵の解説

光周性

生物が日長変化、つまり昼(明期)と夜(暗期)の光の明暗周期に反応すること。キクやイネなどの短日植物は暗期のほうが明期より長い光周期(短日条件)に一定時間さらされると花芽を形成し、ホウレンソウコムギなどの長日(ちょうじつ)植物は逆に明期が比較的長い長日条件下で花芽を形成する。昆虫や鳥類などの動物でも、休眠や繁殖などの生理的反応が光の明暗周期に支配されており、チョウなどでは、幼虫期の日長時間や温度によって成虫の表現型が異なり、春型と夏型が生じる。

(垂水雄二 科学ジャーナリスト / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
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デジタル大辞泉の解説

こうしゅう‐せい〔クワウシウ‐〕【光周性】

生物が日照時間の変化に対して反応する性質。植物では花芽の形成や開花にみられ、この反応の違いによって長日植物・短日植物などに区別される。動物では、特に鳥・昆虫などの生殖や発育に関与する。ひかりしゅうせい。

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百科事典マイペディアの解説

光周性【こうしゅうせい】

昼夜など明暗の周期に応じて,生物が行動や生理などを適合させる性質。植物の花芽の形成は最も有名。多くの春咲植物のように,昼の時間(日長,明期)が一定の長さ以上になると花芽をつけるものを長日植物,多くの秋咲植物のように,逆に短くなると花芽をつけるものを短日植物という。
→関連項目短日植物長日植物

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世界大百科事典 第2版の解説

こうしゅうせい【光周性 photoperiodism】

1日の明暗サイクルを光周期と呼び,生物が光周期の季節的な変化に反応して物質代謝・発育・生殖・行動などを調節する性質を光周性という。生物界に広く見られ,環境の季節的な変化にたいする重要な適応機構である。
[動物における光周性]
 昼夜の長短は,直接に動物の活動を阻害したり生存をおびやかしたりしない。しかしその規則正しい年周期は,動物たちにとって好適な季節から不適な季節への移変りを示す情報,いわばカレンダーとして用いられるのである。

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大辞林 第三版の解説

こうしゅうせい【光周性】

生物が日照時間の変化に対して反応する性質。長日植物・短日植物の区別は花芽形成に関する光周性の違いに基づく。動物における生殖腺の発達・休眠などにも光周性がある。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の光周性の言及

【光周性】より

…1日の明暗サイクルを光周期と呼び,生物が光周期の季節的な変化に反応して物質代謝・発育・生殖・行動などを調節する性質を光周性という。生物界に広く見られ,環境の季節的な変化にたいする重要な適応機構である。…

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