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全国学力テスト ぜんこくがくりょくてすと

知恵蔵の解説

全国学力テスト

全国学力調査」のページをご覧ください。

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

全国学力テスト
ぜんこくがくりょくてすと

文部科学省が2007年(平成19)、43年ぶりに再開し、毎年4月に実施される全国の小学6年生と中学3年生を対象とした学力調査(2011年は東日本大震災の影響で中止)。正式名称は「全国学力・学習状況調査」で、全国学力調査ともよばれる。国語と算数(数学)の基本的知識を問うA問題と読解や応用力をみるB問題のテストを実施し、各児童・生徒に成績を通知している。「ゆとり教育」の導入後、低下批判が出た小・中学生の学力水準が一定に保たれているかどうかを調べる目的で再開された。小・中学生の正答率とともに早起きなどの生活習慣もチェックし、授業改善や教員の指導力向上につなげるねらいもある。
 全国一斉の学力テストは1960年代に実施されていたが、市区町村や学校間の競争や序列化をあおるとの批判を受け、1966年(昭和41)に旭川地方裁判所から「国による学力調査は違法」との判決が出て以降、中止していた。しかし多くの自治体が独自に学力テストを実施。2004年当時の文部科学大臣中山成彬(なりあき)が全国学力テストの実施を打ち出した。ただ第1回目である2007年の学力テストには、愛知県犬山市が不参加を決め、私立校も4割が参加しなかった。成績公表について文部科学省は「市町村名や学校名がわかる公表は行わない」としていたが、情報公開条例に基づき学校別の成績を公表した自治体もある。
 民主党連立政権ができた2010年からは、すべての学校で実施する全数調査方式を改め、全体の3割の小・中学校を調べる標本調査に切り替えた。しかし自主的に学力テストに参加する学校が相次ぎ、結果として全国の約7割の小・中学校がテストに参加した。[編集部]

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