コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

八難 はちなん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

八難
はちなん

仏教の究極的目的である悟りを得るのに妨げとなる8種の困難のこと。仏陀に会って教えを聞く機会のない (1) 地獄,(2) 餓鬼,(3) 畜生の3種の生存の状態,快楽にふけるのみである (4) 長寿天,(5) 辺地の2種の生存の状態,(6) 盲聾唖であること,(7) よこしまな見解をもつこと,(8) 仏陀が世に現れていないときの8種をさす。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉の解説

はち‐なん【八難】

仏語。仏を見ず、法を聞くのに妨げとなる八つの境界。地獄・餓鬼・畜生・長寿天・辺地・盲聾瘖瘂(もうろういんあ)・世智弁聡(せちべんそう)・仏前仏後。
八つの災難。すなわち、飢・渇・寒・暑・水・火・刀・兵の難。
八つ欠点。転じて、多くの欠点。七難

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

はちなん【八難】

〘仏〙 仏を見、正法を聞くことを妨げる八種の苦難・境界。すなわち、地獄・畜生・餓鬼・長寿天・盲聾瘖啞もうろういんあ・辺地・世智弁聡せちべんそう・仏前仏後の称。
八つの災難。飢・渇・寒・暑・水・火・刀・兵の難。また、多くの難。
多くの欠点。七難。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

八難の関連キーワード世知弁・世智弁世知弁八・鉢うろ苦難境界災難正法恐り

今日のキーワード

天網恢恢疎にして漏らさず

《「老子」73章から》天の張る網は、広くて一見目が粗いようであるが、悪人を網の目から漏らすことはない。悪事を行えば必ず捕らえられ、天罰をこうむるということ。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

八難の関連情報