内閣法(読み)ないかくほう

百科事典マイペディアの解説

内閣法【ないかくほう】

内閣職権や組織,各大臣の権限行政事務の分担管理,閣議内閣総理大臣地位政令の限界などについて定めた法律(1947年公布)。旧憲法下の勅令による内閣官制に相当する。1996年改正により,新たに内閣総理大臣補佐官制度(首相が3人まで任命できる。通称首相補佐官)が設けられ,1999年の中央省庁等改革基本法により,上限が5人に改められた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

内閣法
ないかくほう

内閣の組織や運営について定めた法律。昭和22年法律第5号。憲法第5章の内閣に関する規定を補充し、実質的意味での憲法となっている。内閣は内閣総理大臣が首長となり、そのほか14人以内(特別に必要のある場合は17人以内)の国務大臣で組織する。これによると、各大臣は主任の大臣として行政事務を分担管理するが、行政事務を分担管理しない無任所大臣もありうる。内閣が職権を行うのは閣議による。それは内閣総理大臣が主宰する。内閣総理大臣は、内閣を代表して、内閣提出の法律案、予算その他の議案を国会に提出し、一般国務および外交関係について国会に報告する。内閣総理大臣は、閣議にかけて決定した方針に基づいて行政各部を指揮監督するし、行政各部の処分または命令を中止せしめ、内閣の処置を待つことができる。内閣には官房を置き、その長たる内閣官房長官は国務大臣である。[阿部泰隆]

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世界大百科事典内の内閣法の言及

【内閣】より

…首長である内閣総理大臣(首相)および他の国務大臣からなる合議体。規模は国や時期によって一定しないが,現代では20名前後が普通であり,日本の内閣法(1947公布)は定員を21名と定めている。日本やイギリスなど議院内閣制の国では国家行政の最高機関である。…

※「内閣法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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