日本大百科全書(ニッポニカ) 「冷水塔」の意味・わかりやすい解説
冷水塔
れいすいとう
cooling tower
発電所や化学工場では、大量の冷却水が使用されている。常温より5~10℃温度が上昇しただけの工業用水をそのまま排出してしまうことは不経済であり、省物資の立場からも循環再使用される。この排水の冷却には、特別の場合を除いて自己蒸発以外の方法は適用できず、このような冷却装置を広く冷水塔とよんでいる。
[河村祐治]